今回はネットなどで非常に効果が高いと評判のシラザン50について、私も施工してみたので徹底的にレビューします。
シラザン50は非常に素晴らしいコーティングだと評価できます。
撥水効果と耐久性、費用のコスパがとても高いと実感できたため、私は合計3台の車に施工しました。(うち1台はEXキーパーを剥がして施工)
以下、私がフィットやシビックに施工して感じたレビューまとめ。
- 評判通り、非常に撥水効果が高い
- EXキーパーと実質の撥水性・耐久性の差は感じないレベル
- 耐久期間は高級店舗施工並み
- 化学的に水垢がつきにくい設計
- DIYなのに施工はとても簡単だった
- 下地処理不要なのは楽
- 硬化時間が短くて施工失敗する要素がほぼ無い(冬でも施工可能)
- 失敗の可能性のあるデメリットは1点
何度も施工して感じた実質的な弱点、デメリットは1つだけ。
施工、硬化中の水濡れがNG
という1点です。施工中、施工後2時間は水濡れから守る必要があります。
かくいう私も1か所だけ水濡れをやらかしていびつに硬化してしまいました。(見えない程度の大きさ)
こちらは中古のフィットの施工前後の撥水性の動画です。
本記事ではシラザン50を以下の観点で徹底的に、どのブロガーやユーチューバーよりも深掘りして評価しています。
(以下クリックすると該当の章に移動します)
- コーティング実際の効果をレビュー
- 実際の撥水耐久力
- 利用ユーザーの評判や口コミ
- シラザン50の特徴
- シラザン50のデメリット、私の失敗事例
- 化学的な硬化メカニズムの解説
- EXキーパーとの比較
- 施工方法と注意点
- シラザン50の種類とおすすめ
- 購入はどこがおすすめか
- おすすめのメンテナンス方法
私は大学院で物理学を専攻、表面処理の研究を行っていました。その知識を総動員しています。
購入には割引率が1番高く、送料無料のゼウスクリア公式がおすすめです。
楽天のポイントバックキャンペーンは1等の当選確率不明のためお勧めできません。
公式では8800円で購入可能。さらにAmazonポイントも使用可能です。
私はEXキーパーを剥がし、シラザン50+ダイヤモンド200の多層コーティングへと切り替えました。
シラザン50を施工して感じた効果・良さをレビュー
今回私は中古のフィットに施工してみました。その結果を中心にお伝えします。(その後別の車にも施工しています)
シラザン50を一言でレビューするなら、、
低価格で非常に強力かつ高耐久なコーティング剤。
これほど完成度が高く、10000円を切るものはありません。
以下の点、非常に大きなメリットとして感じています。
- 凄まじい撥水で水滴がコロコロ
- 施工前後でボディの艶が違う
- 施工時の下地処理は必要なかった
- 洗車の拭き上げがめちゃくちゃ楽になる
- 高級成分ポリシラザンのガチガチの耐久力
撥水が非常に強力
シラザン50は非常に強力な撥水を発揮します。
余った水滴を拭き取る必要はありますが、タオルは絞る必要もありません。
洗車の拭き上げはブロワを使えば5分で終わります。
中古のフィットに施工しましたが、下地処理なしでここまで変わるとは正直思っていませんでした。
施工前後でボディの艶が全く違う
ボディにしっかりと艶が宿りました。
施工はボディコートを一切施していない一般的なフィットにしました。
中古で納車してコーティングも無し、ボディの表面は良い状態ではありませんが、この威力です。
ノーメンテで8ヶ月放置した後の耐久性
8ヶ月ノー洗車でもバッチバチに撥水しておりました。
1万円のコーティングでここまで耐久性があるとは正直思ってませんでした。
施工直後のようなバッチバチ具合ですね。
持続性は全くもって問題ない。
これで実質的なデメリットは価格が高いことだけですね。
DIY素人でも施工OK 下地処理無しでこの効果
シラザン50はDIY素人でも特に何もせず施工することが可能です。
この車にはお金かけたく無い、、、という場合でも8800円でEXキーパー並みのコーティングが可能です。
前にコーティングしてる場合は剥がす必要がありますが、基本は下地処理しないでも定着します。
下地処理が必要な場合は前にコーティングしている場合だけ(本記事後半で紹介)。
シラザン50の評判・口コミを紹介
これほど好評を集めるコーティング剤はそうはありません。
楽天での口コミを紹介します。
総合評価星4.67の大人気商品になります。そのうち8割以上が星4,5の高評価です。
良い・撥水がすごいという口コミ
2024年3月末で1900件中9.5割以上が高評価なシラザン50。
7割以上が星5評価で、確実におすすめのコーティング剤ですね。
納車時にディーラーでのコーティングを施工してもらったのですが、3年も持たずにダメ。
楽天より
10万円もしたのに。そんな時にシラザン50に出会いました。
そして何より簡単な、施工後2時間後から降雨があっても大丈夫との事。
朝方には夜露が発生するので、カーポートもない青空駐車には絶対に無理な案件です。
まだコーティングを施工して1か月程度ですがバチバチの撥水です。
新車に施工ですが、うわさにたがわぬ光沢と水はじきです。バチバチにはじきます。
楽天より
【施工には以下の注意が必要です】
拭き残しの水に触れて、硬化し始めたタオルの繊維で1度目の硬化し始めたコーティングをザザッと傷つけてとんでもないことになりました。
乾燥時間が短いのは青空駐車にはメリットが非常に大きいとのことです。
夜露は天敵ですね、、、
私も施工して感じましたが、撥水力は半端ないですし、溶剤もたっぷりあるので丁寧に塗ることができます。
2度塗りも艶、撥水が増すため非常におすすめとのことです。
最近のレビューは本格レビューで非常に参考になります。
悪い・残念だったという口コミ
3日位で撥水効果がなくなりました。
楽天より
施工のし方悪かったのでしょうか?高い買い物だったので残念です。
降雪地域への帰省で雪+融雪剤の中を走行後、洗車をしましたが汚れ付着の多い箇所
楽天より
(タイヤハウス周辺、リアバンパー等)の撥水性が明らかに低下しました。
基本的に撥水性の高さを評価するレビューが目立ちますが、全然撥水しないとのレビューもありました。
融雪剤によって撥水被膜がダメになった場合はメンテナンスで復活します。
メンテナンスにはシラザン50を上塗りしてやる方がコスパ良しです。
楽天では1900件中22件が低評価(星2以下)の評価をつけています。
この記事を書いて半年経ちますが、1件しか低評価は増えていないです。(口コミ全体では+200件)
筆者は合計3台に施工
合計3台に私は採用しました。
施工しやすいし失敗しない、効果は高くて何より安い。
正直ディーラーや店舗ではもうお願いしないでしょう。
シラザン50 超重要デメリットは1つだけ
まずはシラザン50のデメリットを抑えましょう。
- 硬化中の水濡れで失敗する(最重要)
- メンテナンスは必須(どのコーティングでも同じ)
シラザン50を選ぶ際に知っておいて欲しいデメリットはこの程度です。
「失敗しなければ」、、、効果が薄い、耐久性が無いなどの根本的なデメリットはありません。
しっかり施工し、それなりにメンテすれば効果はEXキーパー並みです。
施工はめちゃくちゃ簡単ですし、特段必要なものはありません。下地処理せずとも美しい艶と強烈な撥水を長期間耐久してくれます。
超重要 施工中の水濡れで失敗する
シラザン50の実質的なデメリットはこれだけです。
施工中、施工後2時間は水濡れ厳禁のため特に注意する必要があります。
まずはこちらを徹底しましょう。
- 洗車の拭き上げは徹底する
- 濡れたら即乾いたタオルで拭く
- 晴れた日の朝から施工
逆にここさえ守れば失敗しません。
シラザン50は空気中の水分と化学反応をしてガラスが形成される。
そのため、水が不要にあるといびつに形成(上記画像)されたり、そもそも成分が流されたりします。
さすがに1万円のコーティングで失敗しましたってのは嫌ですよね、、
- 乾燥時間は気温、湿度によって変化(3h取れれば吉)
- 結露、夜露に注意(晴れた日の朝から施工しよう)
特にこの2点、落とし穴のため非常に注意しましょう。
こちらではもう少しデメリットや注意点を深掘りしています。
定期的にメンテナンスが必要
どんなコーティングでもメンテナンスは必要です。
定期的な洗車(一般的なカーシャンプーやママレモンでOK)と、年に1度上塗りや復活剤を利用すれば効果はしっかり持続しやすくなります。
また、シラザン50のメンテナンスや上塗りはシラザン50がベストです。
他の市販コーティングとデメリットを比較
一般的なコーティング剤とデメリットを比較すると結局はコスパに行き着きます。
以下にデメリットの比較表を作ってみました。
シラザン50 | DIY シラザン50以外 | 店舗施工 | |
コスト | ○ | ◎ | × |
撥水力 | ◎ | × | ◎ |
耐久性 | ◎ | × | ○ |
硬化時間 | 2時間 | 6~12時間 | 12~24時間 |
施工難易度 | ○ | △ モノによる | ◎ 預けるだけ |
施工ムラ | ○ 素人でも なりにくい | × ムラになり やすい場合も | △ 業者の レベルによる |
口コミ | 耐久する | 全く耐久 しないモノも | 値段の割には 耐久しない |
初期投資8800円という値段だけ見ればちと高いですが、、
硬化時間 | 耐久期間 | 価格(円) | |
BolaSolution P17 | 6時間 | 3ヶ月 | 4980 |
ながら洗車 阿修羅 | 2時間 | 1ヶ月 | 7410 |
シラザン50 | 2時間 | 3年 | 8800 |
ピカピカレイン | 12時間 | 3年 | 12000 |
EXキーパー | 12時間以上 | 5年 | 130000 |
耐久期間と値段を考えると、コストパフォーマンスは最強です。
店舗施工コーティングとの比較動画(EXキーパー、ハイドロフォビック)
現在ウチの車にはそれぞれ異なるコーティングが施されているので、ちょうどいいので比較してみます。
比較対象はシラザン50、ホンダアクセス ハイドロフォビック(ディーラーオプション)、EXキーパーです。
まずはこちらの動画をご覧ください。EXキーパー、ハイドロフォビックは定期的にメンテナンスを行っております。
シラザン50はバッチバチですね。
コーティングの特徴、耐久性、コストなどをまとめました。
EXキーパーやハイドロフォビックなどの店舗施工のものは、価格の割に耐久性が悪いとの口コミが多いです。
シラザン50 | EXキーパー | ハイドロフォビック | |
撥水力 | ◎ | ◎ | ○ |
耐久性 | 3年耐久 | 6年耐久 | 5年耐久 |
コスト | 10000円 | 130000円 | 80000円 |
施工難易度 | DIY | 店舗 | 専用の整備場 |
メンテコスト(年) | 10000円 | 27000円 | 17600円 |
表面層成分 | 有機ポリシラザン | 有機被膜VP326 | 無機ポリシラザン |
ウォータースポット | できにくい | できにくい | できやすい |
経過年数 | 0年 | 1.5年 | 4年 |
耐久性の口コミ | 十分耐久する | 耐久性すごい | 持たない |
コーティングの良し悪しは撥水効果だけでなく、耐久性とランニングコストも重要な要素です。
シラザン50とEXキーパーの比較を深掘り
私はEXキーパーからシラザン50へと切り替えましたが、やはり大きな理由はコスパとランニングコストです。
シラザン50の撥水効果はEXキーパーと遜色ないレベル
これは両者ともバチバチの撥水です。
ですので値段差は10倍以上のため、シラザン50の撥水の強さに驚かされました。
また、どちらもコロコロと水が滑り落ちていくため、撥水角に差は無いでしょう。
耐久性はほぼ変わらない
年次メンテを行うのであれば耐久性の差はありません。
もしシラザン50の耐久性が2か月程度なら施工する意味はありませんが、耐久性に関しても申し分ありません。(公式では3年耐久です)
私の場合でも約1年、バチバチの撥水と美しい艶を維持しています。
一方でEXキーパーは5年耐久ですが、実は毎年メンテナンスが必須です。
コーティングで13万、メンテで3万円近くかかるため、値段の割に耐久しないなというのが私の感想(みんカラでもこの意見は多い)です。
コストは差が大きい
コストは圧倒的に差が出ます。シラザン50を毎年施工しても、13年以上たたないとEXキーパーには追い付けません。
耐久性、撥水効果がほぼ同じなためコスパは圧倒的にシラザン50に軍配です。
被膜の厚さと艶
EXキーパーは被膜の厚さが非常に分厚い。これは有機被膜VP326がレジン層なためです。
これがメリットですが、シラザン50は重ね塗りを行うことでこれを解消することができます。
シラザン50ダイヤモンド200を施工したシビックの艶感を見る限り、塗れば塗るほどシラザン50の方が深い艶を得ることができます。
素材の高級さ
同じか、シラザン50の方が高級素材です。
実はEXキーパーの素材は公式で明言されていませんが、値段やキーパーのほかの素材から考えてポリシラザンかアルコキシオリゴマーと推定しています。
その場合、ポリシラザンベースであるシラザン50は同等以上の素材を使っていることになります。
また、シラザン50はガラスコーティング、一方EXキーパーはガラス系コーティングです。
このガラスか、ガラス系かはガラスの純度によるため、ガラスと謳えるシラザン50の方が高級素材と言っても良いでしょう。
以上より、
成分・耐久性・ランニングコストを考えるとシラザン50が圧倒的に良いと言えます。
シラザン50の特徴とメリット
製品としての特徴を紹介します。
ここまでお手軽で弱点が少なく、効果の高いコーティング剤はありません。
シラザン50は他のコーティングと概ね6つの点で差別化ができます。
他のDIYコーティングとはレベルが違います。
コスパ最強の本物のガラスコーティング
シラザン50はガラス系ではなく、本物のガラスコーティングです。
ですので一般的なコーティングとは耐久期間に雲泥の差が出ます。
耐久期間 | 価格(円) | ベース素材 | |
BolaSolution P17 | 3ヶ月 | 4980 | シロキサン |
ながら洗車 阿修羅 | 1ヶ月 | 7410 | ワックス |
シラザン50 | 3年 | 8800 | ポリシラザン |
ピカピカレイン | 3年 | 12000 | ポリシラザン |
EXキーパー | 5年 | 130000 | ※ポリシラザン |
実を言うとダイヤモンドキーパーのアルコキシオリゴマーよりもポリシラザンは高級素材です。
コーティングが簡単&失敗しない
DIY初心者でも簡単にコーティングを行うことができます。
シラザン50はスプレー塗布タイプ。今流行りですよね。
施工は30分ほどで、水濡れ厳禁の硬化時間は2時間です。その後1ヶ月経過で完全硬化となります。
施工時の水濡れ厳禁さえ守ればほぼ失敗しません。
※シャンプー洗車は1週間後、洗車機は1ヶ月後から可能となります。
硬化時間が短く冬でも施工可能
水濡れ厳禁2時間とは圧倒的に短いです。
よくあるDIYコーティングでは24時間水濡厳禁が多いですが、青空駐車では夜露、結露の問題があるため24時間の防御することは難しいです。
そのデメリットを打ち砕いたのがシラザン50ですね。
冬でも安心して施工することが可能。
3年間の高耐久
シラザン50は本格ガラスコーティングのため、3年以上の耐久です。
この耐久力を持たせる場合は洗車などの定期的なメンテナンスが必要ですが、それはどのコーティングも同様です。
耐久性と光沢の時間経過グラフ(ゼウスクリア公式より)
シラザン50は一般的なガラスコーティングと比べ膜密度が高い(10倍から数十倍)皮膜を構成する。
先ほどもお伝えしましたがポリシラザンは従来は専門店舗で施工するような成分であるため、耐久性は非常に高いです。
ガラスや樹脂パーツにも塗ってOK
DIYコーティングに意外と多いのが、ボディ以外NGというもの。
ボディ以外NGとなると単純に塗りにくいですよね。
そこを気にせず、ささっとコートできるのがシラザン50です。
化学的に水垢が付きにくい
シラザン50は無機ポリシラザンと有機ポリシラザンが層になって形成します。
表面層は有機被膜になるため、無機の汚れである水垢などは比較的付着しにくい傾向にあります。
水垢は車の天敵ですよね。(なぜ水垢がつきにくいかはこちらで解説)
ここは一般的なポリシラザン系のコーティングとは違い、シラザン50の特徴となります。
以上がシラザン50の特徴であり、メリットでもあります。
シラザン50 施工時の注意ポイント
シラザン50の施工には下記ポイントに注意してください。
- 水分厳禁(結露、夜露に注意!)
- 風が強い日の場合はクロスにスプレーして塗る
- 乾燥時間は気温と湿度に左右される
- 前のコーティングは剥がす必要
1番重要なのが水厳禁なところ。
施工時+乾燥時間は確実に水の心配がない日に行いましょう。
ごく稀に硬化促進剤と混ぜるのを忘れるパターンもありますのでご注意を。
施工時は水分厳禁
シラザン50は空気中の水分との化学反応で硬化します。
水の拭き残しがある場合、流れてしまうやムラになってしまいます。
例えばドアの隙間、ミラーの隙間の水分、これらに至るまで徹底的に除去しましょう。
ただ、すぐに乾いたクロスで拭き上げて再施工すれば大丈夫です。
ブロワがあると非常に便利です。
乾燥は湿度と気温に注意
施工後は最低2時間乾燥時間が必要です。
湿度の低い日でも3時間程度やれば十分です。
夜の施工はおすすめしない
先ほどと同等ですが、夜に施工した場合、翌日ボディに霜が降りる、水分が結露するなどのことが考えられます。
完全に乾ききってない場合に結露してしまったら本来のコーティング効果は期待できなくなってしまいます。
こればかりは悲しいので、やはり晴れの日の朝からコーティングを開始しましょう。
風の強い日はスプレーしない
大事なコーティング剤が爆風で吹き飛び、隣の車が施工されてしまった、、、
なんてことは嫌ですよね。
ということにならないために、風の強い日はクロスにスプレーしてボディに塗布しましょう。
私が施工した時も爆風の日でしたので、クロスにスプレーしてささっと塗りました。
クロスは付属していますのでご安心ください。
もっと欲しいという方はコチラのようなので十分です。
すでにコーティングしてる場合の重要注意点
別のコーティングをしている方は最表面層だけ剥がす必要があります。
最表面が有機質やシリコン系、フッ素樹脂のコーティングの場合、その上にシラザン50は定着しません。
EXキーパーなどは最表面だけ剥がす必要があります。
公式に問い合わせた結果
理由は簡単で、定着層である無機ポリシラザンは有機被膜と相性が悪いため。
剥がすことはイオンデポジット剤で可能です。
下記のように参考にしてください。
- EXキーパー+シラザン50→×
- EXキーパーの有機層を剥がす+シラザン50→○
- ダイヤモンドプラス(トップコート)+シラザン50→×
- ダイヤモンドプラス(トップコート無し)+シラザン50→○
- シラザン50専用メンテナンス剤+シラザン50→×
- 専用メンテナンス剤剥がす+シラザン50→○
一方、無機ポリシラザンと有機ポリシラザンは相性がいいため、ノーマルのシラザン50同士は重ね塗りをすることができます。
シラザン50 簡単施工手順4ステップ
施工自体には30分程度の時間しかかかりません。
また、施工の際は取説をよく読んでください。
施工はめちゃくちゃ簡単ですので、安心してください。
コーティング剤はかなり臭いがキツいため、付属のマスクを使いましょう。
① 施工準備(洗車して下地処理をしよう)
まずは洗車です。
今回は鉄粉除去のような下地処理は行いませんでしたが、それでも十分な効果を確認できました。
脱脂シャンプーが付属してあるのでそれを使います。
汚れやゴミ、土などをしっかり落としてください。
洗車後は水気が無くなるようしっかり拭き上げます。←拭き上げが甘いとコーティングがちゃんと定着しない場合もあります。
なんだかんだこの洗車〜拭き上げで30分以上かかった気がします。
コーティングされてないと本当に拭き上げが面倒です。
② コーティング剤の準備
スプレーボトルに液体A、液体B、硬化促進剤の順で入れていきます。
そして混ざるように軽く振る。
注意:溶液は混ぜたら全て6時間以内に使い切ってください。保管は不可能です。固まってしまいます。
コーティング剤の準備はこれで完了。
③ コーティング開始 タオルにスプレーして拭いていく
付属しているタオルにスプレーしてコーティング剤をボディに塗布していきます。
もちろんスプレータイプなのでボディに直接吹き付けても大丈夫です。
施工した日はそれなりに風が強かったのでタオルに一旦スプレーしてからボディに塗っていきました。
もうひたすら無心で塗るだけです。
④ 塗り終わったら 硬化時間は2時間!
2時間は水濡れ厳禁だそうです。
とりあえず、雨が降りそうもない日または屋内でやりましょう。
以上が施工手順になります。
効果は上で説明した通り、バッチバチになります。
まあ施工したてだからそうでしょと言われたらそうでしょう。
溶剤が余ったら重ね塗りが推奨
シラザン50の溶剤は多めに入っています。
私の場合も余ったのでルーフやボンネットなどに重ね塗りを行いました。
1度目に塗ってから、最後に再び塗りました。10~20分程度感覚を空けていたと思います。
完了後 素人施工の出来栄えは??
若干白い拭き上げ跡が残ってしまいましたが、乾燥して見えなくなりました。
写真でもお分かりになれますが、ツヤが違いますよね。
経年劣化して、いままでコーティング0だった中古車とは思えないツヤです。
シラザン50種類比較 まずはどれを買えば良い?
シラザン50は様々なセットやグレードで販売されています。
この中で特にコスパに優れる4種類を紹介します。
上位グレードでも稀にセールやっているため、公式を確認してみましょう。
シラザン50
基本グレードです。
これで店舗施工10万円レベルのため、まずはこちらでよいでしょう。
実はメンテナンスにもおすすめで、メンテナンス剤+撥水復活剤を購入するよりも安いし膜厚は2倍になります
値段(円) | 被膜 | |
シラザン50+撥水復活剤+メンテナンス剤 | 19450 | 1層 |
シラザン50を2回購入 | 17600 | 2層 |
シラザン50 重ね塗りキット
ノーマルのシラザン50を2層にしたバージョン。1番コスパが良いです。
効果の高いコーティング同士で重ね合わせたコーティングの理想スタイルです。
メンテナンス剤+撥水復活剤で皮膜層を分厚くするよりもコスパが優れます。
値段(円) | 被膜 | |
シラザン50+撥水復活キット | 15600 | 1層 |
シラザン50重ね塗りキット | 15800 | 2層 |
シラザン50を2回購入 | 17600 | 2層 |
シラザン50 ダイヤモンドプラス
ノーマルのシラザン50がお値段10000円ですが、こちらは55000円で3層コーティング。
シラザン50は一般的なコーティングよりも非常に高密度ですが、ダイヤモンドプラスはさらに比較にならないくらい高密度な皮膜を形成します。
艶、撥水力、やはりノーマルグレードとは大幅に違います。
DIY施工と店舗施工の差額は10倍、、、を考えると、史上最強コーティングの1角です。
シラザン50 ダイヤモンド200
史上最強レベルのダイヤモンドプラスを2度塗りにしたバージョン。ダイヤモンドプラスを買うならこっちもおすすめ。私はシビックに施工しています。
被膜はなんと5層。
異次元のツヤ、撥水性に耐久力が加わりました。
もはやコイツを超えるコーティングはほぼ無いでしょう。
ただでさえコスパが良い重ね塗りタイプはおすすめです。
ホイール用コーティング
ゼウスクリアにはホイール専用コーティングもあります。
もちろんシラザン50でもホイール施工可能ですが、ホイールにはホイール専用の方がおすすめ。
ホイール専用コーティングの施工レビューはこちらです。
効果は相変わらず、強烈な撥水です。
シラザン50はどこで買うべきか?
購入は20%セールを開催しているゼウスクリア公式HPが1番お得です。
さらに、公式では支払いにAmazon Payも選択できるので、Amazonポイントを利用することができます。
キャンペーンは開催期間にご注意ください。
楽天でのポイントバックキャンペーンは1~3等の当選が合計で50%であり、それぞれの当選確率は不明ですのでおすすめできません。3等(1%バック)49%、2等(10%バック)0.9999%、1等(100%バック)0.00001%くらいでしょう。さらに1等の上限は10000円分です。
シラザン50の購入サイズは?
私は今回施工したのはフィットですが、Lサイズを施工しました。
だいぶ丁寧に塗りましたが、ボンネットとルーフは2度塗りできました。
基本的に、推奨サイズよりやや多めに入っています。
レビューを見ても足りないとのコメントはありませんでした。
ちょっと心配だなという場合は、ワンサイズ上のものを購入するのも手です。
シラザン50 メンテナンスについて
シラザン50は3年以上の高耐久を誇りますが、もちろんメンテナンスは必要です。
年1でメンテナンスを行えば十分。
下記2製品がメンテナンス用として販売されております。
が、シラザン50で上塗りした方がコスパが良いです。
値段(円) | |
シラザン50 | 8800 |
メンテナンス剤 撥水復活剤 | 11200 |
メンテナンスよりも多層化するべき
シラザン50は多層化が可能です。(例えば、セラミックコーティングとはガラス被膜の積み重ねです)
- 犠牲皮膜形成
- 年次メンテナンス
シラザン50を上塗りし続ければ撥水復活&多層化、全て対応可能でコスパ良しです。
シラザン50の硬化仕組みを化学的に解説
効果がすげえすげえ!他と違う!言われてもよくわかりませんよね。チョット化学してみましょう。
イメージですが、成分は以下のように定着します。
ゴチャゴチャした文字の中にある-NHと、-OHが空気中の水を媒介としてSiとのくっつき方を色々と変えていきます。
[SiH2NH]+H2O+その他→SiO2+NH3+その他
SiとOがくっつき、NとHがくっつく。そのようにちょっとずつ組み換えられていきます。
ガラス(SiO2)ができ、その際にアンモニア(NH3)が発生し揮発する。これが硬化メカニズムになります。
施工中、やはり臭いです。刺激臭アンモニアですね。
その結果、SiO2となりガラスの構造ができる。
さらに、上記の無機(ガラス)の上に下記の有機層が堆積する。
最表面を有機層や有機官能機(1番上のRと書いてあるやつ)で表面終端(最表面の状態を整えること)すると、イオンデポジットの付着を防ぐことができます。
所々にある-Rが有機(Cを持つやつ)ですが、-CH3(メチル基)のようなものですかね。
そして、これら有機系の官能基は親水性、撥水性など電気的な性質も操作することができます。
さらに詳しく知りたい方は以下を参照してください。小学生でも理解できるように書いています。
まとめ
今回はゼウスクリア シラザン50についてまとめてみました。
シラザン50の特徴は以下ですね。
- DIY施工の中では極めて施工が簡単で、効果が高い
- DIYコーティングでは高価
- 主成分のポリシラザンはプロ御用達
- EXキーパーとも引けを取らない撥水力
- 無機(下地)+有機(表面)被膜なため、無機質の汚れに強い(イオンデポジットに強い設計)
- 口コミも半端なく良い
- すでにコーティングされている方にも上塗り層として使えるため非常におすすめ
最後に、コーティングを長持ちさせたい場合は定期的に洗車などのメンテナンスを行いましょう。
購入は割引率が1番高いゼウスクリア公式がおすすめ。
公式サイトでは、コーティング関係は5000円以上の購入で送料無料になります。
購入するタイプは下記4種類が良いでしょう。
- シラザン50
- シラザン50重ね塗りセット
- シラザン50ダイヤモンドプラス
- シラザン50ダイヤモンド200
コメント
こんなに目に見えて撥水効果があるとめっちゃ楽しそうです!
車を購入したときに、メーカーのコーティングがされていたのですが効果が5年だったかな?。それでちょうど切れてきた時期です。
このシラザン50してみたいな~と思ったのですが、少しお高いのでちょっと考えます。
やはりば高いですよね、、、ただ、効果と施工のしやすさを考えたら正直これ一択でいいと思います笑
非常に参考になりました。
どの記事よりも考察が深く、わかりやすく、読み応えがあります。
この記事を読み込めばコーティングの知識も付くような気がします!
ダイヤモンドプラス、挑戦してみようかなぁ^_^
ありがたいお言葉ありがとうございます。
ダイヤモンドプラス以上に強力なコーティングは何十万クラスなので、コスパを考えればグッドな選択です。