LGの4K有機ELテレビは比較的低コストにも関わらず、抜群の映像美を提供してくれます。
LGは有機ELテレビ界ではダントツのトップメーカー。
Amazon大型セールでは大きく値引きされているため、どのモデルを買うべきかを解説します。
今回の比較対象は55型の以下3つの有機ELテレビ。
型式の見方や最新モデルとの見分け方、どれがお得かなど含めて紹介します。
グレード | おすすめ度 | 備考 | |
OLED55G3PAJ | ハイエンド | ○ ハイエンドが欲しければコレ | 映像エンジンは最上位 (在庫切れ中) |
OLED55C3PJA | ミドルクラス | ◎ 当たり前機能が充実したコスト重視モデル | チューナー数が充実するのはCグレード以上 22年モデルの方がやや安い |
OLED55A3PJA | エントリー | ○ 録画に難あり | 23年モデルはコストコ限定販売 22年モデルはAmazonで購入可能 (Bグレードはアマゾン購入可) |
グレードが異なる3製品では何が違うのかを、有機ELテレビを実際に使ってみた際の後悔ポイントとともに解説します。
もし選択を間違えた場合は取り返しのつかない機能があります。
結論から書きますとおすすめはコチラの22年モデル(OLED55C2PJA)か23年モデル(OLED55C3PJA)(安い方でOK)。
24年モデルは登場済みですが、価格が40万円近いためこちら↑が一番良いでしょう。
チューナー数地上波3、BS CSデジタル3、BS CS4K 2と充実しており、使い勝手の面でも1番お勧めです。
現時点ではBグレードが10万切りです。こちらもAグレードと同様に録画の使い勝手に難があります。(裏2番組同時録画不可)
こちら↑は最新2024年モデル。ただ、チューナー数が2つなためやはり裏2番組同時録画は不可。アマゾンだとクーポンで80000円引きになっていました。
Amazonで買えるLG 4K有機ELテレビ おすすめを比較
2024年8月時点では、2024年モデルが最新。しかしAmazonではどうも見当たりません。
が、大きな変化がなければ基本的に型落ちの方がお買い得です。
OLED55A3PJAはコストコ限定モデルのため、OLED55A2PJAを比較します。
価格 (セール時) | おすすめ度 | 録画機能 | |
OLED55A2PJA | 89000 | ○ | 2番組録画すると他見れなくなる (チューナー数地上波2,BS1) |
OLED55C3PJA | 120000 | ◎ | 裏2番組録画可能 (チューナー数地上波3,BS2) |
OLED55G3PAJ | 300000 | △ (※) | 裏2番組録画可能 (チューナー数地上波3,BS2) |
65型であればさらにOLED65B3PJAがラインナップに追加されます。
まずグレード順に紹介。
OLED55G3PJA
23年モデルのフラッグシップになります。(本当は8Kがフラッグシップですが、8K買う人はいないと思いますのでコチラが実質のフラッグシップ)
皆グレードとの差は主に映像エンジンとサウンド。
チューナー数も地上波3つと充実しております。
ただし、こちらを買うのであれば一個下のCグレードをまずは検討しましょう。
OLED55C3PJA
多くの人にはコチラのグレードが一番マッチします。
録画機能が充実したモデルではコチラが最安グレードです。
23年モデル、22年モデルの違いは映像エンジンの1年分の進化程度。
購入にはどちらでも良いでしょう。
OLED55A3PJA
コチラ23年モデルはコストコ限定モデルです。
ですので、コチラではAmazonモデルを記載。22年モデルです。
以前はAグレードが最安でしたが、現在はBグレードが最安。使い勝手は変わりません。
コチラはチューナー数が少ないため、録画の使い勝手が悪いです。
ですので、録画しない方には最適。
映像エンジンにも差はありますが、液晶と有機ELの差の方が途方もなく大きいので気にしないで大丈夫です。
一方でリフレッシュレートが120Hzに非対応、動きくっきりモードが非対応です。
LGテレビの型番見方
上記画像を参考ください。
アルファベット順でグレードが上がります。
LG有機ELの選び方を解説
まずはどの型番を購入すればいいの?という疑問にお答えします。
上記で紹介した有機ELテレビ3種類の中(型落ち含め)から選びましょう。
さて、選ぶべき観点はいくつかありますが、取り返しのつかない機能は録画機能だけです。
- 映像の美しさ
- 本体のコスト
- 消費電力
- サウンド
- テレビ録画←最重要
テレビ録画機能差
基本的には3チューナー以上のモデルを選ぶことを推奨しております。
- 裏番組録画や2番組同時録画を行うためにはチューナー数が多く必要
- 2番組同時録画して、さらに別の番組を視聴するには3チューナー必要
2チューナーですと「アレ、2つ録画中は視聴もそのどちらかだけ?」みたいなことが起ります。
1チューナーですと「録画中のやつしか見れないじゃん、、、」となります。
録画を充実させたい場合はミドルクラスのCグレードから(Bもだめ)になります。
一方で録画はしないという方はAグレードで十分でしょう。
映像の美しさ
どれを買っても美しさはお墨付きです。
液晶→有機ELへの買い替えの場合は圧倒的に美しい映像を楽しむことができます。
下記に紹介する映像技術の比較は必ず見てください。
映像エンジンはコストコモデルがα7、上位2機種がα9です。
下位グレードではリフレッシュレートが120Hzに非対応、動きくっきりモードが非対応などの差があります。
OLED55A3JPA | OLED55C3JPA | OLED55G3JPA | |
映像(表示) | |||
画面タイプ | 4K OLED evo | 4K OLED evo | 4K OLED |
解像度 | 4K Ultra HD (3,840 x 2,160) | 4K Ultra HD (3,840 x 2,160) | 4K Ultra HD (3,840 x 2,160) |
リフレッシュレート(垂直走査周波数) | 60Hz Native | 120Hz Native | 120Hz Native |
広色域 | OLED Color | OLED Color | OLED Color |
映像(処理) | |||
映像エンジン | α7 AI Processor 4K Gen6 | α9 AI Processor 4K Gen6 | α9 AI Processor 4K Gen6 |
AI映像 | AI Picture Pro | AI Picture Pro | AI Picture Pro |
AI アップスケーリング | AI Super Upscaling 4K | AI Super Upscaling 4K | AI Super Upscaling 4K |
AIジャンル選択 | ○ | ○ | ○ |
AI輝度 | ○ | ○ | ○ |
HDR (High Dynamic Range) | Dolby Vision / HDR10 / HLG | Dolby Vision / HDR10 / HLG | Dolby Vision / HDR10 / HLG |
FILMMAKER MODE™ | ○ | ○ | ○ |
ダイナミックトーンマッピング | ○ | ○ | ○ |
調光技術 | Pixel Dimming | Pixel Dimming | Pixel Dimming |
映像モード | 10 modes (Personalized Picture Wizard, Vivid, Standard, Eco, Cinema, Sports, Game, Filmmaker, (ISF)Expert(Bright Room), (ISF)Expert(Dark Room)) | 10 modes (Personalized Picture Wizard, Vivid, Standard, Eco, Cinema, Sports, Game, Filmmaker, (ISF)Expert(Bright Room), (ISF)Expert(Dark Room)) | 10 modes (Personalized Picture Wizard, Vivid, Standard, Eco, Cinema, Sports, Game, Filmmaker, (ISF)Expert(Bright Room), (ISF)Expert(Dark Room)) |
テレビの命とも言える映像技術の差は大きくありません。
ただし、OLED evoの画面には差があります。
差があったとしても、液晶<<<<有機ELの大きな差と比べればわずかですので気にしないでください。
その他のグレード差
その他のグレード差は以下になります。
必要な機能のあるモデルを選びましょう。
ゲーム機能 | |||
HGiGゲームモード | ○ | ○ | ○ |
ゲームオプティマイザ | ○ | ○ | ○ |
ALLM (Auto Low Latency Mode) | ○ | ○ | ○ |
NVIDIA® G-SYNC® Compatible | ○ | ○ | |
AMD FreeSync™ Premiumテクノロジー | ○ | ○ | |
VRR (可変リフレッシュレート) | ○ | ○ | |
オーディオ | |||
オーディオ出力 | 20W | 40W | 60W |
スピーカー | 2.0 channel | 2.2 channel | 4.2 channel |
Dolby Atmos | ○ | ○ | ○ |
AIサウンド | AI Sound Pro (Virtual 5.1.2 Up-mix) | AI Sound Pro (Virtual 9.1.2 Up-mix) | AI Sound Pro (Virtual 9.1.2 Up-mix) |
クリアボイスプロ | ○ | ○ | ○ |
Bluetoothサラウンド対応 | ○ | ○ | ○ |
接続性 | |||
HDMI入力端子 | 3ea (supports eARC, ALLM as specified in HDMI 2.1) | 4ea (supports 4K 120Hz, eARC, VRR, ALLM, QMS as specified in HDMI 2.1 (4 port)) | 4ea (supports 4K 120Hz, eARC, VRR, ALLM, QMS as specified in HDMI 2.1 (4 port)) |
Simplink (HDMI CEC) | ○ | ○ | ○ |
HDMI ARC(Audio Return Channel) | eARC (HDMI) | eARC (HDMI) | eARC (HDMI) |
USB端子 | 2ea (v 2.0) | 3ea (v 2.0) | 3ea (v 2.0) |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ |
Bluetooth | ○ | ○ | ○ |
外形寸法/重量 | |||
外形寸法 (WxHxD) テレビスタンド含まず | 1851x1062x55.3 | 1851x1062x55.3 | 1851x1062x55.3 |
梱包サイズ (WxHxD) | 2050x1210x285 | 2050x1210x285 | 2050x1210x285 |
テレビスタンド(WxD) | 1199×279 | 1199×279 | 1199×279 |
本体質量 テレビスタンド含む | 41.6 | 41.6 | 41.6 |
梱包質量 | 56.0 | 56.0 | 56.0 |
電源 | |||
電源入力 | AC 100~240V 50-60Hz | AC 100~240V 50-60Hz | AC 100~240V 50-60Hz |
どれも概ね十分でしょう。
コスト
コストはエントリーグレードが優勢ですが、録画の難があります。
ハイエンドのGグレードを購入するのであれば、ミドルクラスのCを購入しましょう。
残りのお金でBOSEのフラッグシップサウンドバー+サブウーファーを購入した方が幸せになれます。
消費電力
こちらもエントリーグレードが一番抑えられますが、液晶と比較しても誤差程度です。
上位とは年間で30kWhの差がありますが、電気代の差は1000円も行きません。
サウンド
サウンドはサウンドバーに任せましょう。
テレビのグレードを上げたところで音響専用機には敵いません。
LG有機ELテレビ選び方まとめ
以上より、番組録画を充実させたいことが観点になります。
おすすめはミドル以上です。
LG有機ELそれぞれの口コミ
今回紹介した各グレードをそれぞれ見比べた口コミを調査したのですが、見つかりませんでした。
有機EL自体の口コミとしては紹介します。
Cグレードの口コミ
こちらは22年モデルのCグレードの口コミ
画質が優秀です、洋画風な色合いで希望通りです。洋画を中心に観ています。
LG公式より
あえて言えば少し気持ちだけブルーに寄っている色遣いでしょうか。
色味は記憶色でもなく、ケバケバしい派手な色合いでもなく、バランスのとれた調和感の豊かな自然色を、さらに豊かにした色味です。
画質に不満はありません。
4Kの精細さは十分なものです、いつ見ても感動を覚えます。
リモコンが先進的なアイデアです。若者や新しいもの好きには楽しいでしょう。
トータル的な使い勝手は、まだまだ改良を希望します。人間工学的な面で練り込みが必要と感じます。
一言で言えば、このテレビは若者向きの操作感でしょうか。
不具合や不安定なところがなく安心して使えています。ここが重要ですね。
結論として完成度の高い不満の出ない優れたテレビだと思います。
画質は満足、操作性に難ありというところですね。操作は慣れですので、あまり気にしなくて良さそうです。
色合いの見え方は個人差ありますが、テレビの内部機能で調整可能です。
Aグレードの口コミ
こちらも22年モデルのAグレード口コミ
有機ELテレビの圧倒的な発色、きめ細かい映像の美しさは感動モノです!
Amazonより
ハイビジョン液晶からの乗り換えでしたが、世界観をガラッと変えられました。
サウンドに関しては映像に見合うレベルではないという印象です。
不満点はテレビ録画機能が最低限度です。
追っかけ録画やキーワード自動録画などはなく、
番組表から直接もしくはキーワード検索をして1つずつ予約リストに追加するしかできません。
消費電力も最高級液晶テレビより少し上くらいに抑えられているようですし、
最近の買ってよかったモノ ダントツ1位でした!
やはりAグレードでも画質は十分すぎるほどというレビュー。
録画は使いにくいため、注意してくださいとのことです。録画さえクリアできればAグレードもで問題ありません。
有機ELテレビを買って感じたデメリット
私は有機ELを使い始めて4年ほど経過しました。長年使っていて感じたデメリットは以下の点です。
- 寿命が液晶より短い
- 付属の段ボールは捨ててはならない
デメリット①寿命
一般的に液晶の半分~2/3程度と言われております。
同じ色を発光させすぎると焼き付きが起きたり、ドット欠けが見られたりします。
うちも画面端に欠けが出始めています。
長時間視聴が多いリビング設置よりも、シアタールーム設置の方が向いているでしょう。
デメリット②段ボールは捨てるな
コレ、超重要。有機ELは薄すぎるために付属の段ボールが無いと引っ越しができません。追加料金取られます。
でかすぎる段ボールですが、しっかり取っておいてください。
有機メリットはわかりきっている
一方で有機ELのメリットはその映像美のみですよね。
こちら自宅で使っている有機ELのレビュー記事です。
LGの有機ELを安く買う方法
Amazonなどのセール時が一番安いです。
狙い目は型落ちモデル。
液晶からのグレードアップだとその差が大きすぎるため、型落ちでも十分楽しめます。
LG有機ELおすすめ使い方はサブスク映画
どの映像が綺麗に見えるか。どのユーザーも疑問ですよね。
おすすめはサブクスです。
配信の場合だと、国産と海外産テレビの違いは無いとのコメントもあります。
Amazon Prime Video | 500円 | プライム会員なら追加料金なし。 Amazonの買い物や音楽、電子書籍の利用もできる。 |
Netflix | 1,958円 | オリジナル作品が充実。 映画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなど 幅広いジャンルの作品が揃っている。 |
U-NEXT | 2,189円 | 作品数No.1。 映画、ドラマ、アニメ、バラエティなど 幅広いジャンルの作品が揃っている。 また、雑誌やマンガも読み放題。 |
Hulu | 1,026円 | 国内ドラマが充実。 テレビ東京系の番組や、テレ朝動画、 ABEMAプレミアム、Paraviなどの 見逃し配信も視聴できる。 |
Disney+ (ディズニープラス) | 990円 | ディズニー、ピクサー、マーベル、 スター・ウォーズなどの作品が楽しめる。 |
まとめ
今回はアマゾンビックセールで購入すべきLGの有機ELテレビについて紹介しました。
グレード | おすすめ度 | 備考 | |
OLED55G3PAJ | ハイエンド | ○ ハイエンドが欲しければコレ | 映像エンジンは最上位 (在庫切れ中) |
OLED55C3PJA | ミドルクラス | ◎ 当たり前機能が充実したコスト重視モデル | チューナー数が充実するのはCグレード以上 22年モデルの方がやや安い |
OLED55A3PJA | エントリー | ○ 録画に難あり | 23年モデルはコストコ限定販売 22年モデルはAmazonで購入可能 |
- 録画機能を充実させたい?
- 型落ちでもいいから安い方がいいか?
これらの点が最終的に検討すべきポイントです。
イチオシはこちらの型落ちCグレードのモデル。
次に、録画機能を省いてセール時に10万を切るモデル。
録画しないよという方には最適なモデルです。
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