店舗施工の高級コーティングと言えばEXキーパーはその1つでしょう。キーパーの最上位グレードです。
一方DIYコーティングでもかなり効果が高いと評判なのがゼウスクリアのシラザン50。
今回はこれら2つのコーティングどっちも施工したので、どちらがおすすめなのかを比較していきます。
結論ですが、自分で施工できるならシラザン50の方がおすすめ。
この2つを長期間経過して私が感じたメリットデメリット(我々ユーザーが1番感じる部分)は以下のようになります。
- コストは大幅にシラザン50
- 施工コスト
- メンテコスト
- 効果、耐久性はほぼ同じ
- 撥水効果に差はない
- 1年ごとの専用メンテはどちらも必須(EXキーパーの3年ノーメンテは限定的な環境でしか実現不可)
- EXキーパーでウィンドウや樹脂パーツまでやるとシビックサイズで20万近い
- 皮膜厚さはEXキーパーが優位
- 素材の高級さはシラザン50が優勢
私はこれらからコスパに着目し、EXキーパーを剥がし、シラザン50+ダイヤモンド200を施工しました。
シラザン50の最上位グレードであり、コーティングとしての効果は確実にEXキーパーよりも上。
効果はシラザン50=EXキーパー<<ダイヤモンド200です。(もちろんコスパもダイヤモンド200が上です)


マイシビックにはシラザン50の上からさらにダイヤモンド200を施工しています。

私は上位グレードのダイヤモンド200を冬(1月)に施工しました。冬でも綺麗に施工できます。
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EXキーパーとシラザン50の比較概要
さまざまなポイントを比較すると以下のようにまとめることができます。
シラザン50 | EXキーパー | |
撥水力 | ◎ | ◎ |
耐久性 | 3年耐久 | 6年耐久 |
コスト | 8800円 | 130000円 |
施工難易度 | DIY | 店舗 |
メンテコスト(年) | 8800円 | 27000円 |
表面層成分 | 有機ポリシラザン | 有機被膜VP326 |
ウォータースポット | できにくい | できにくい |
経過年数 | 0年 | 1.5年 |
耐久性の口コミ | 値段の割に持ちが良い | 値段の割に耐久しない |
簡単に切り分けると
- コスパ重視ならシラザン50
- 店舗施工にこだわるならEXキーパー
とまとめることができます。以下では効果や耐久性などの詳細を解説します。
私はこれまでに5台の車にシラザン50シリーズを施工してきました。
EXキーパーとシラザン50の撥水効果を比較

EXキーパーは10万円を超す高級コーティング。
私はシビックタイプR納車時にEXキーパーを施工しました。ボディのEXキーパーとフッ素ウィンドウコートで13万ほどだったと思います。(キーパーはボディとウィンドウと樹脂などで別れているのがめんどくさい)
初めシラザン50の存在を知った時、流石にEXキーパーには敵わないだろうと思っていましたが、以下動画を見てください。
シラザン50、これなら十分すぎる効果です。
私はシラザン50はフィットやシビック、Nボックスに施工しています。
撥水効果は両者互角
以下、EXキーパーとシラザン50の撥水画像ですが、あまり変わらないですよね。


これは両者ともバチバチの撥水です。
ですので値段差は10倍以上のため、シラザン50の撥水の強さに驚かされました。
- 雨の日の見やすさ
- 洗車の拭き上げの楽さ
これらに違いはありません。

撥水角も両者互角

両者とも水滴が弾のようになっていますので、撥水角は100度以上はあるでしょう。
どちらもコロコロと水が滑り落ちていくため、撥水角に大きな差はありません。
防汚性も両者譲らず
汚れに対する耐性も両者同じほど高性能です。
どちらも高圧洗浄機で洗車したことがありますが、ある程度の泥汚れは吹っ飛んでいきます。
ただし、固着期間が長いものはしっかりとシャンプーで擦る洗車(優しく!)をしましょう。
洗車の拭き上げに関して

シラザン50とEXキーパーはどちらも同じくらい拭き上げが楽です。
ブロワで吹き飛ばせば仕上げで拭き上げる程度で済みます。
(一方でシラザン50ダイヤモンド200は撥水効果がもう数段上のレベルですので、ほぼ拭きません。)
コーティング+ブロワで洗車の拭き上げは5分になります。
耐久性はほぼ変わらない
年次メンテを行うのであれば耐久性の差はありません。
公言ではEXキーパーは6年耐久、シラザン50は3年耐久ですが、、
EXキーパーは1年で撥水効果を感じなくなりました。
シラザン50 | EXキーパー | |
耐久性 | 3年耐久 | 6年耐久 |
コスト | 8800円 | 130000円 |
メンテコスト(年) | 8800円 | 27000円 |
耐久性の口コミ | 値段の割に持ちが良い | 値段の割に耐久しない |
私の場合でも約1年、バチバチの撥水と美しい艶を維持しています。
両者とも毎年専用メンテが必要です。なら、より安いシラザン50が良いだろうと判断しました。
コーティングで13万、メンテで3万円近くかかるため、値段の割に耐久しないなというのが私の感想(みんカラでもこの意見は多い)です。
ダイヤモンド200はEXキーパーより上の効果

EXキーパーを剥がし、ダイヤモンド200を施工しましたが、はっきり言ってダイヤモンド200の方が効果が高いです。
この綺麗な水滴の立ち方、やはり半端ない撥水力です。撥水角がここまでしっかり確認できるコーティングは珍しいです。

【重要】大幅に差が出るのはコスパ
コストは圧倒的に差が出ます。シラザン50を毎年施工しても、13年以上たたないとEXキーパーには追い付けません。
効果は同じ、コストは大幅に違う。ですのでコストパフォーマンスが大幅に違うのです。
シラザン50 | ダイヤモンド200 | EXキーパー | |
コスト | 8800円 | 77000円 | 130000円 |
メンテコスト(年) | 8800円 | 8800円 | 27000円 |
コスパは圧倒的にシラザン50に軍配です。

ダイヤモンド200でもコスパは上
EXキーパーとダイヤモンド200でも、ダイヤモンド200の方がコスパは上です。
さらに効果は格段に上なので、徹底的にやるならコレ一択ですね。

EXキーパープレミアムのみ全身施工可能 高すぎ
EXキーパーではウィンドウや樹脂パーツは施工してもらえません。
全身施工する場合はシビックサイズで20万円オーバーのEXキーパープレミアムを施工する場合があります。
しかし、こちらも全身EXキーパーというわけでもなく、単純に超撥水ウィンドコーティングや樹脂フェンダーキーパーを加えただけのもの。
でしたらシラザン50ダイヤモンド200を少々頑張って施工した方がお財布にも精神的満足度も大幅に違います。

被膜の厚さと艶はシラザン50のグレードによる

EXキーパーは被膜の厚さが非常に分厚い。そのためヌルテカ感も上です。これは有機被膜VP326が分厚いレジン層なためです。
主成分 | 皮膜厚み(μm) | 値段(円) |
シラザン50(1層) | 約0.3 | 8800 |
EXキーパー | 約2.0 | 130000 |
ダイヤモンド200(5層) | 約1.7 | 77000 |
これがメリットですが、シラザン50は重ね塗りを行うことでこれを解消することができます。
一方で最上位グレードのシラザン50ダイヤモンド200を施工したシビックの艶感はEXキーパーよりも上です。

素材の高級さはシラザン50に軍配
同じか、シラザン50の方が高級素材です。
実はEXキーパーの素材は公式で明言されていませんが、ポリシラザンベースであるシラザン50の方が同等以上の素材を使っていることになります。(アルコキシオリゴマーよりもポリシラザンは高級です。)
シラザン50 | EXキーパー | |
素材 | ポリシラザン | ポリシラザン or アルコキシオリゴマー |
コーティング枠組み | ガラスコーティング | ガラス系コーティング |
層 | 1層 (ダイヤモンド200は5層) | 2層 |
また、ガラスか、ガラス系かはガラスの純度によるため、ガラスと謳えるシラザン50の方が高級素材と言っても良いでしょう。
シラザン50は施工しやすいのか?
施工に関しては非常に簡単です。
シラザン50の施工は数あるDIYコーティングの中でも群を抜いて簡単でした。
私は4回シラザン50を施工していますが施工ムラなど失敗はほぼはありません。
施工中・硬化中の2時間は水濡れを避ければ失敗はありません。
施工に関してはこちらで解説しています。
最上位グレード ダイヤモンド200の効果は異次元

上記画像はシラザン50ダイヤモンド200の撥水力の写真です。私が撮影しました。
撥水が凄すぎて自分でも驚きました。フリー素材のような写真ですよね。

この撥水力はEXキーパーよりもさらに上のレベルです。
値段を見ても店舗施工と遜色ないくらいですので、当たり前ですかね、、、

まとめ
今回はEXキーパーとシラザン50の違いを解説しました。
成分・耐久性・ランニングコストを考えるとシラザン50が圧倒的に良いと言えます。
- コストは大幅にシラザン50
- 施工コスト
- メンテコスト
- 効果、耐久性はほぼ同じ
- 撥水効果に差はない
- 1年ごとの専用メンテはどちらも必須
- 皮膜厚さはEXキーパーが優位
- 素材の高級さはシラザン50が優勢

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