この記事ではメンテナンス剤、撥水復活剤の使い方とおすすめのメンテナンス方法をまとめています。
シラザン50は強力な撥水力かつ簡単に施工できるで有名なコーティング剤。
しかしDIYコーティングではお値段はちょっと高め。
ですので、なるべく撥水力を長持ちさせたいと思う方は多いでしょう。
シラザン50のメンテナンス方法と頻度は以下
- 撥水復活剤+メンテナンス剤(半年〜ごと)
- シラザン50で上塗り(1年毎)
私がシラザン50について考察した結果、
真におすすめなのはシラザン50でさらに上塗りをするです。
値段(円) | 被膜 | |
シラザン50+撥水復活剤+メンテナンス剤 | 19450 | 1層 |
シラザン50を2回購入 | 17600 | 2層 |
定期メンテナンスにもシラザン50を上塗りにし、シラザン無限を目指しましょう。
耐久確認をした際に撥水復活剤とメンテナンス剤を使ってみました。
3ヶ月程度ではバチバチのバチでしたので、半年〜1年後に使うでも良さそうですね。
シラザン50のメンテナンスで使う液剤を解説
まず、メンテナンス用として売られている(撥水復活剤、メンテナンス剤)について違いを説明します。
これらを利用してもいいのですが、シラザン50を上塗りした方が同様以上の効果を得られる上に安いです。
値段(円) | 被膜 | |
シラザン50+撥水復活剤+メンテナンス剤 | 19450 | 1層 |
シラザン50を2回購入 | 17600 | 2層 |
撥水復活剤
撥水復活剤はシラザン50の低下した撥水力を復活させてくれます。施工直後の状態に戻ります。
ですので、施工後半年、1年などでの使用で低下した撥水力を復活させたい場合に用います。
ただ、シラザン50を施工していなければ効果はありません。
化学的にはシラザン50の表面終端(化学的なコーティングの最表面層の造り)を復活させてくれます。
シラザン50の表面は有機ポリシラザンですので、カルボキシ基(-COOH)などで終端されており、無機の汚れに強いのではと推測しています。
表面終端については、フッ素ガラスコーティングが有名ですね。アレはフッ素終端と言います。
メンテナンス剤
こちらはメンテナンス剤という名がついていますが、トップコートの類になります。
シラザン50の上塗りとして、さらにイオンデポジットが付きにくい犠牲皮膜を形成してくれます。
イオンデポジットが付きにくくなるなら良くね!?と思うじゃないですか。
このメンテナンス剤のデメリットは、
- 撥水力は低下する
- シラザン50同様の皮膜でないため、撥水復活剤の効果が出ない
この2つです。
犠牲皮膜で形成成分を若干変えているのでしょう。
メンテナンスにシラザン50を上塗りする
そもそもメンテナンスとは、傷ついて凸凹になった表面層を整えること。
同じコーティング剤を上塗りしても同様の効果を得られます。
さらに値段が安い上、被膜の厚みが単純に2倍になります。
値段(円) | 被膜 | |
シラザン50+撥水復活剤+メンテナンス剤 | 19450 | 1層 |
シラザン50を2回購入 | 17600 | 2層 |
シラザン50は化学的にも上塗りが可能で、しっかり定着します。
以上より、撥水復活剤、メンテナンス剤を購入するのであればシラザン50を上塗りしてしまいましょう。
シラザン50メンテナンス施工手順
2種類のメンテナンス方法の施工手順を簡単に説明します。
- 撥水復活剤+メンテナンス剤
- シラザン50を上塗り
シラザン50を施工したのであれば施工方法は完璧ですよね。
メンテ方法①撥水復活剤+メンテナンス剤
上で紹介した撥水復活剤とメンテナンス剤を用いてメンテナンスをする方法を紹介します。
まずは撥水復活剤で表面層を均一化する
まずは撥水復活剤です。
撥水復活剤を使って、シラザン50を施工直後の状態に戻してやりましょう。
やり方は非常に簡単。シラザン50の施工と同様です。
洗車→(脱脂)→徹底的に拭き上げ→施工
撥水復活剤の使い方
全てではなく、必要分だけボトルに移してスプレーし、拭き上げます。
シラザン50の施工と同様の手順ですので、簡単ですね。
余った分はキャップをし、冷蔵庫で保管しましょう。
次にメンテナンス剤
メンテナンス剤の利用は、シラザン50の層が理想的な状態でこそ真に意味があるもの。
ですので、メンテナンス剤を利用するタイミングは以下2点ということに注意しましょう。
- シラザン50施工直後(乾燥後)
- 撥水復活剤の後
メンテナンス剤の施工は同様に、クロスにシュッシュスプレーして拭き上げます。
以上で完了。犠牲被膜でシラザン50の層を守ってくれます。
メンテ方法②シラザン50で上塗りする
上で紹介した撥水復活剤、メンテナンス剤はそもそもシラザン50が理想的な層を形成している状態でこそ真価を発揮します。
だったら、、、シラザン50を再施工すればいいんですよ。
値段(円) | 被膜 | |
シラザン50+撥水復活剤+メンテナンス剤 | 19450 | 1層 |
シラザン50を2回購入 | 17600 | 2層 |
ここまで言えば、シラザン50のメンテナンスはシラザン50がイチオシということがお分かりいただけるでしょう。
シラザン50 おすすめ年次メンテナンス方法
コーティングを長持ちさせるためには年次メンテナンスを行う方が理想的。
もう何を言いたいかわかると思います。
毎年シラザン50を上塗りしてやりましょう。
そのうちシラザン無限になるはずです。
シラザン50はゼウスクリア公式で購入すればだいたい20%オフで購入できます。
コスパ最強のシラザン50は重ね塗りキット
はい、重ね塗りに上回るメンテナンス、犠牲被膜はありません。
シラザン50は店舗施工レベルの強力なコーティング。
だったらそれを犠牲被膜にすればいいんだ。ってのが本記事の趣旨です。
ということで、シラザン50の中で1番購入に向いているのは重ね塗りキットです。
シラザン50は未開封であれば、冷蔵保管で1年間保管可能です。
シラザン50 おすすめコーティング順序
じゃあ結局、どの順番でコーティングすればいいの?という疑問がでますよね。
その中でおすすめのコーティング順序を説明します。
重ね塗り2層コース
一番最初にまず重ね塗りしてしまいましょう。
コーティングは出だしが大切です。
納車直後のコーティング方法にも非常におすすめできますね。
ここまですれば、完全に剥げてしまうということはないでしょう。
1層目の乾燥が完了したら、2層目を施工します。
さらに、定期メンテナンスもシラザン50を施工し、シラザン無限を目指しましょう。
超強力 ダイヤモンドプラス+シラザン50
結局2層ですが、シラザン50のグレードの中で最強のダイヤモンドプラスを下地に施工し、犠牲被膜としてノーマルのシラザン50という本格コーティング。
ダイヤモンドプラスはその値段も去ることながら、効果は業界ダントツ。史上最強コーティングです。
このダイヤモンドプラスを施工すれば、とんでもない被膜密度、撥水性、艶を手にすることができます。
しかし、ここまで高いコーティングなんだからさ、、、犠牲被膜ほしいよね?!
ということで、犠牲被膜にシラザン50の出番です。
もはやお分かりかと思いますが、定期メンテナンスもシラザン50です。
ここまで徹底的にやってもEXキーパーより安いというコスパ。
ダイヤモンドプラス+シラザン50重ね塗りキットというやり方もあります()。
アホ?!EXキーパー+ダイヤモンド200
私、多分相当のアホなので、これで行こうかと目論んでいます。
EXキーパー、シラザン50ダイヤモンド200、シラザン50(N回)
ここまでやれば何物も寄せ付けぬ正真正銘最強のコーティングになるでしょう。
次章で説明しますが、EXキーパーの上にシラザン50は定着可能(一手間必要)です。
ダイヤモンド200を施工し、直後にシラザン50重ね塗りキット、定期メンテナンスにシラザン50。
文字通りシラザン無限コースですね。
↑この場合でも、ダイヤモンドプラス、200のトップコートを使うと、ノーマルのシラザン50は定着しないので、イオンデポジット剤で剥がしてやる必要があります。
シラザン50 重ね塗り時の超重要注意点
日本ライティング(ゼウスクリア)公式に問い合わせました。
シラザン50はトップコートの類の上には定着できない。イオンデポジット剤で剥がしてやる必要がある。
日本ライティング公式
例えば表面層が有機被膜のEXキーパーの上にシラザン50は定着しません。
さらに、シラザン50メンテナンス剤や、ダイヤモンドプラスのトップコートの上にも定着しません。
- EXキーパー+シラザン50→×
- EXキーパーの有機層を剥がす+シラザン50→○
- ダイヤモンドプラス(トップコート)+シラザン50→×
- ダイヤモンドプラス(トップコート無し)+シラザン50→○
これらはイオンデポジット剤でトップコートのみを剥がすことができるので、すでにコーティングしている方はご注意ください。
まとめ
今回はシラザン50のメンテナンス方法について説明しました。
シラザン50のメンテナンスには
- 撥水復活剤+メンテナンス剤
- シラザン50で上塗り
おすすめなのはシラザン50でさらに上塗りです。
定期メンテナンスにもシラザン50を上塗りして、シラザン無限を目指しましょう。
コメント