今回はイオンデポジット剤の使い方について、実施工しながら解説します。
以前別のコーティングを施工し、シラザン50などに切り替える場合は前のコーティングを剥がす必要があります。
ついに私の車にもシラザン50を施工する日が来たのでしっかり下地処理していきます。
イオンデポジット剤は以下の2つの目的で利用します。
- 水垢の除去
- コーティングの撥水層を剥がす
つまり下地処理です。特にコーティングをしていない場合、下地処理は特にしないでもシラザン50は定着します。

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メンテナンス時や新たに施工する場合は必要になってくるもののため、しっかりと使い方をお伝えします。
私のシビックタイプRはEXキーパー施工車ですが、撥水被膜を落とさなければシラザン50は定着しません。
ダイヤモンド200を失敗したら流石にダメージが痛いため、徹底的にやっていきます。

私はダイヤモンド200を冬(1月)に施工しました。冬でも綺麗に施工できます。コーティングは夏前に施工するのがおすすめです。
ダイヤモンドシリーズにはイオンデポジット剤は初めから付属しています。
夏前の施工は、紫外線ダメージや雨ジミ・花粉のこびり付きから塗装を守るためのグッドタイミングです。
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イオンデポジット剤は下地処理に使う

まず、イオンデポジット剤が何をしてくれるのかを押さえましょう。
要は下地処理です。
- 水垢の除去
- コーティングの撥水層を剥がす
この2つ。
水垢を除去しようとしてイオンデポジット剤を使ってしまうと撥水が無くなります。
水垢の除去
水垢とは水分に吸収されていた空気中のミネラル(二酸化珪素、炭酸カルシウム)が、水分の蒸発とともに堆積してしまったもの。
場合によっては表面層に化学的に結合してしまうため、洗っても落ちなかったりします。
イオンデポジット剤はナノ粒子のコンパウンドが配合されており、それら削り取ることができます。
コーティング撥水層を剥がす
別のコーティングをかけたがシラザン50に変えたい、と言う場合に下地処理の1つとして利用します。
シラザン50は他のコーティングの撥水層の上には定着しません。(効果が薄くなる)
例えばEXキーパーはガラスコーティングですが、撥水の層を落とすだけでOK。
- EXキーパーなど市販のもの+シラザン50→×
- EXキーパーなどの有機層を剥がす+シラザン50→○
- シラザン50+シラザン50ダイヤモンドプラス→○
- ダイヤモンドプラス(トップコート)+シラザン50→×
- ダイヤモンドプラス(トップコート無し)+シラザン50→○
ガラス被膜はイオンデポジット剤でも落とすことはできません。

イオンデポジット剤の施工方法
使い方は大して難しくありません。
洗車→拭き上げ→イオンデポジット剤→洗車の順番です。
洗車&拭き上げ
まずは洗車。そして拭き上げです。
洗車はコンパウンドを含まない普通のシャンプーでOK。
拭き上げは多少水が残っててもOKですが、それなりにしっかり拭き上げましょう。
イオンデポジット剤塗布
クロスは水で濡らし硬く絞り、スプレーして施工します。
50cm四方に3~4プッシュほどスプレーし、軽く拭く。
この際拭き上げると言うより、コンパウンドで削り取っていると意識しましょう。
キュッキュ力を込めずともOKで、4~5回往復すれば十分落ちます。
全面の撥水層、イオンデポジットを落とします。
ガラスが削れているのではなく、最表面の撥水層が落ちているだけです。

洗車でデポジット剤を流す
あとは洗車で流しておしまい。
次に素早くシラザン50の施工に移行できるよう、付属の脱脂シャンプーで洗車しちゃいましょう。
イオンデポジット剤は水だけではあまり落ちません。
大量の水&シャンプーで浮かせて流しましょう。

シラザン50の施工についてはこちらを参照ください。
イオンデポジット剤の効果を確認

イオンデポジット剤で実際にデポジット、撥水が落ちたのかをお伝えします。
撥水は落ちたのか?

ボディは撥水しなくなりました。
ウィンドウはいくらイオンデポジットをかけても普通に撥水しているように見えました。
何度やっても同様だったためまあいいかと判断。
この判断が後で仇とならないよう祈ります。
イオンデポジットは取れたのか?
思ったよりも取れなかったと言うイメージです。
ただし、撥水は確かに落ちました。
目的は果たせているので良いとしましょう。

撥水層を剥がして何を施工した?

EXキーパーからシラザン50系統に切り替えるためにイオンデポジット剤を今回施工しました。
EXキーパー+シラザン50+ダイヤモンド200
EXキーパーからノーマルのシラザン50への切り替えでも十分強力な撥水を得られます。
が、この際ダイヤモンド系統ぶち込みます。
尚且つメンテナンスコストは1/3。
初回 | 年次メンテ | |
シラザン50 | 8800 | 8800 |
シラザン50 ダイヤモンド200 | 77000 | 8800 |
EXキーパー | 130000 | 27000 |
7層コーティングのシビックタイプR
結果的に被膜は7層です。
ダイヤモンド200が5層、他が1層ずつ。

コーティングは相性に注意
シラザン50を施工したい時、いろいろ調べるとちょっと不穏な結果が出てきたりします(主に出しているのは私ですが、、)。
- シラザン50を施工する前に以前のコーティングを剥がさないと失敗する
- メンテナンス剤を利用したら剥がさないとシラザン50は定着しない
主にこの2つはイオンデポジット剤で解決します。
しかし、これをしないと施工失敗するレベルの重要事項のため、確実に押さえましょう。

まとめ
今回はイオンデポジット剤の使い方についてお伝えしました。
- 水垢の除去
- コーティングの撥水層を剥がす
この2つの効果があります。
また、水垢除去のために使用しても撥水は落ちてしまうことに注意しましょう。

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