今回は高圧洗浄機で作る泡と、手動蓄圧フォームガンの使い勝手の違いを比較していきます。実はこれらは同時に購入しても良いほどの利便性を備えていたと私は感じています。
まず、比較対象はこの2つ。
- ながら洗車のブラックフォーマー
- コメリの手動蓄圧フォームガン
単純に比較して感じた違いは下記。
- ながら洗車高圧洗浄機
- 泡が濃密で、重力で流れていかないレベルも可能
- 全身泡泡にできる
- 手動蓄圧フォームガン
- 泡は重力で流れてしまう
- すぐに圧力がなくなる
- 洗剤はバケツ洗車の数倍は必要(コスト増)
- 全身洗車は向かない
以上より、全身濃密泡洗車をしたい場合は高圧洗浄機を購入すべきです。
一方で、手動蓄圧は手軽にワンポイント洗車(ホイールなど単パーツ)や、2種類の洗剤を使いたい場合には便利。
手動蓄圧機単体での洗車は結構面倒で、いつものスポンジ洗車の方がマシと感じました。

高圧洗浄機と手動蓄圧フォーマーを比較するべきではない

どちらを購入すべきか?を比較するべきでないと判断しました。
車と自転車並みに異なる製品です。
両方使ってみて、両者の目的は下記のように分かれると感じました。
- 高圧洗浄機:全身洗車を楽にしたい
- 手動蓄圧:ピンポイントで1箇所だけ掃除したいが、高圧洗浄を使うほどでもない
つまり、全身をモコモコシャンプー洗車したい場合は高圧洗浄機一択です。
さらに、洗車でやりたいことを全て可能にしてくれます。
手動蓄圧では時短にもならず、シャンプーのコスト削減にもなりません。むしろ増加します。

高圧洗浄機のみ本当の”便利”を手に入れられる

手動蓄圧タイプだけでは全身のシャンプー洗車は向いていません。
泡密度に限界があり、すぐに重力で流れてしまいます。
時短にもならないし、カーシャンプーの節約にもなりません。
つまり、モコモコ洗車をしたい場合には高圧洗浄機を購入した方ができることが圧倒的に広がると感じました。
手動蓄圧はワンポイント追加用

例えばホイールとか、エンジンルームとか、1箇所のみを重点的にやりたい場合は手動蓄圧が便利です。
高圧洗浄機を出すこと自体はめんどくさい。
そのような時に手動蓄圧があると便利です。
つまり、予備軍的な使い方ですが、セットアップも簡単ですし、何より安い。
高圧洗浄機を買ったら1000円くらいのコメリの手動蓄圧機を買うと尚更便利でしょう。
手動蓄圧オンリーでは限界がすぐ来る
手動蓄圧ではできることはかなり限られています。
頑張ればやれなく無いですが、かなりの時間と労力の無駄と感じました。

手動蓄圧のみでの洗車は普通より時間がかかる
手動蓄圧機では時短になりません。むしろ大幅増加です。
ポンプが思ったより時間がかかり、そして思ったより早く圧力がなくなります。
正直従来のバケツ洗車の方が早いのが事実。
一方でだんだんと筋肉は蓄積されるでしょう。つまり健康器具です。
手動蓄圧はコスト節約にはならない
残念ながらこれも事実。
思ったよりもシャンプーは多めに入れないとモコモコになりません。
カーシャンプーはバケツ洗車の3~5倍は入れる必要があります。
さらに思ったより早くタンク内の水+シャンプーは無くなります。
使ってみましたが、バケツ洗車の方が圧倒的に早いです、、、

泡質では高圧洗浄機に敵わない
手動蓄圧機の泡質は限界があります。
もちろんシャンプーを泡立ちの良いものに変えればそれなりの泡質になりますが、同じシャンプーで比較すると雲泥の差が出ます。

高圧洗浄機が何より便利なのは”じっくり”確実に綺麗にできること

じっくり確実に綺麗にしたい場合、時間や回数制限が無い高圧洗浄機を用意するべきです。
例えばコインの高圧洗浄機(1回500円、4分)を使う場合、
- 足回りで1回
- タイヤハウスで1回
- エンジンルームで1回
- ボディで1回
合計2000円、、、などと悠長にやってられません。
さらに、1回じっくりやれば汚れが落ちるわけでも無く、さらに4輪すべてが1回分の時間で終わる保証はありません。
高圧洗浄機を導入すればだんだんと洗車が趣味になってしまった方(私)や、複数台所有で家族の洗車係(私)の場合は無限洗車時間の解放が約束されます。

徹底洗車がいつでもできる利便性は侮れない
趣味車の場合、足回り洗浄は定期的にやりたいもの。
しかし、その台数が増えていけば洗車にかかるコストも鰻登りになります。
それを導入するだけで解決してくれるのが高圧洗浄機。やはり非常に便利です。

初期投資は高いが回収可能
例えば3台所有で月2回、2ヶ月に1度徹底的に洗車する場合を考えます。
3台×2回×500円(コイン洗車)+3台×1/2回(2ヶ月に一度)×2000円(コイン洗車×4回分で徹底洗車)=6000円/月
贅沢に使う場合、6000円ほどのコイン洗車代がかかる。ここにさらにコイン洗車場まで持って行く時間とガス代がかかります。
これを自宅でできるため、水道代加味しても半年〜10ヶ月程度で元は取れてしまうでしょう。

高圧洗浄機はどのメーカーが良い?

洗車用高圧洗浄機はケルヒャーやマキタが有名ですが、これらよりもながら洗車を私はおすすめします。
- パワーの割に片手で扱える
- ホースは折れにくく、クセがつきにくい
- 価格帯でパワーが最高
- アタッチメントも初めから全て付属
洗車ブランドの出す高圧洗浄機なので洗車に対しての使いやすさは一番良いと感じています。

まとめ
今回は高圧洗浄機と手動蓄圧フォーマーの使い勝手について比較しました。
下記は実際に使って感じたポイント。
- ながら洗車高圧洗浄機
- 泡が濃密で、重力で流れていかないレベルも可能
- 全身泡泡にできる
- 手動蓄圧フォームガン
- 泡は重力で流れてしまう
- すぐに圧力がなくなる
- 洗剤はバケツ洗車の数倍は必要(コスト増)
- 全身洗車は向かない
そもそもできることが大きく違うため、一概に比較して良いものではないことがわかりました。
ただ、高圧洗浄機を導入することで車の洗車メンテナンスはほぼ完結します。台数が多い場合は導入する価値は大いにあると感じました。

コメント