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現代のハンドリングマシン シビックタイプR(FK8)の魅力を2年半乗り続けてレビュー

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シビックタイプR(FK8)に乗って2年半、ホンダが本気で作り込んだハンドリングマシンの魅力に迫ります。

購入検討している人はぜひこれを読んでください。そして買って楽しんでください。

確実に後悔しません。

  • イメージしたラインの正確なトレース
  • ジワァっとステア切ってライントレースする快感
  • アクセル踏み込めばどこまでも加速していく高揚感
  • ビクともしない高剛性ボディ
  • わずかなタッチで可変できるブレーキ

要するに、自分が想像した走りをそのまま具現化できるのが現代のタイプRです。

まさに操る喜びを体感できるハンドリングマシンであると感じています。

以下では郊外のワインディングを軽く流す、爽快に走ることをイメージし、サーキットでガンガン飛ばすことは考えません。普段使いでの楽しさを言及していきます。

購入を悩んでいる方は買った後悔より買わなかった後悔と考えましょう。

タイプRは最高のハンドリングマシン

箱根ターンパイクのよく見かける坂ですね。

筆者が2年半を過ごして1番感じたのが、イメージをトレースするハンドリング。

頭で描いたライン、加減速、旋回、そのほぼ全てを正確にトレースすることが可能。

この車、頭でイメージした通りに走ります。

それが何を表すかって、楽しいの一言。

シビック TYPE R(2021年7月終了モデル)|Honda公式サイト
2021年7月終了モデルのHonda「シビック TYPE R」のカタログ情報、中古車情報をご覧いただけます。

ステアはジワっと切れば良い

ステアの切り方で1番美しいのは無駄がなく、一定に切って一定に戻す。動きは最小限なはずです。

タイプRはそれで曲がっていきます。

ワインディングで最小限のステアでスイスイ曲がって行く、特段減速せずにコーナーをすっ飛ばす。

無駄のない動きで意のままに操れるその楽しさを感じてください。

正確なライントレース

頭の中でイメージしたラインをトレースできたら?

イメージした通りに減速し、旋回し、加速したら?

そりゃ楽しいですよね。快感ですよね。

ジワっとステアを最小限に切り、正確にイメージしたラインをトレースする。楽しくないはずがないでしょう。

これらはアジャイルハンドリングアシストで制御されていますが、本当に必要な時しか介入しないのがホンダの考え方です。ガンガン横Gかけるような運転でなければ作動しません。

ですので、車両全体のセッティング自体が意のままドライブを追求するような設計になっていると言えます。

どこまでも加速していく高揚感

FK型のタイプRはFFで320馬力を持つハイパワー車。

流石に軽自動車の660馬力には負けますが、6速でも踏み込めばかなりの加速G(高速で)を感じます。

郊外のワインディングでは3速、4速、5速らへんでしょう。

もちろんアクセル踏めばエンジンの唸り声共に凄まじいGですっ飛んでいきます

しかしホイールスピンはしません。ここら辺が非常に扱いやすいです。

そう、ハイパワーであっても扱えなければ意味はない。しかし、優秀な制御で素人でも簡単に楽しめてしまいます

ビクともしない高剛性ボディ

ワインディングを爽快にすっ飛ばすにはそれなりのボディ剛性が必要。

カーブのたびにへたってたり、加速のたびにフロントが引っ張られるようでは「ちょっとなあ、、、」とネガを感じることでしょう。

ホンダのハンドリングマシンはそのパワーと重量を抑えるために、かなりの高剛性を持っています。

そのおかげで、コーナーをスイスイ曲がることができ、不意な急加速にもフロントが引っ張られすぎる感覚がなく楽しむことができます。

最近試乗したテスラモデル3は加速だけならタイプRを凌ぎますが、

  • 剛性の作り込み
  • 動かした時に感じるネガ(車体のヨレや加速時のリフト感)

これらはタイプRに敵いません。

繊細なブレーキタッチ

ブレーキの微妙なタッチで減速を操作することは、快適なドライブには非常に重要です。

タイプRのブレーキタッチは1mm以下でも減速を操作できる(気がする)。

さらに、遊びがなくほぼ初期から効き始める。

そのため、操作している感覚が非常に強まるのです。

これらに慣れれば、ブレーキを1発当てる(一定で踏む)だけで任意の距離離れた信号でピッタリ止まることができます。同乗者には減速Gが一定にかかるため、乗り心地が良く、酔わないような運転が実現できるわけです。

↑結構楽しいですよ。運転が上手くなったと錯覚できるので。

私は普段使いにフィット4も乗っていますが、ブレーキの遊びがデカすぎたりしてやはりやりにくい。

FK8の持病・デメリット

FK8には主に2つの弱点・持病があります。

  • 排熱が弱い
  • デンソー燃料ポンプがマジでダメ

これらについて簡単に説明します。

排熱が弱い

FK7、FK8は特に熱に弱い。排熱の効率が悪いのです。

ボンネットのダクトはかっこいいのですが、FL5の様に上に穴が空いている形状の方が効率が遥かに良いらしいです。

ホンダ公式より

FK8は無限ボンネットやVARISボンネットの様な上に向いて熱を出すタイプの方が良いと言われています。

燃料ポンプの持病

2023年12月にホンダはデンソー燃料ポンプを採用している車を全てリコールにするとの発表を行いました。

実は、2021年にもFK8の燃料ポンプリコールはあったのですが、前期型のみ対象で、後期型は改良モデルが入っているはずでした。

しかし、2023年8月、夏の長期連休初日に燃ポン不具合が発生。

新車保証で修理いただけましたが、同時期に止まった車両が続出したためか、2023年冬に全車リコール。

次はしっかり対策をお願いしたいですね。

20年後でも最先端な尖りすぎデザイン

見た目が尖りすぎているため敬遠されがちだが、このスタイルはそうそう出てくるものではないですね。

FK8型は少々異質なデザインをしていますね。

この見た目のせいで賛否両論ですが、間違いなく20年後でも歩行者から「何アレ!?」と振り返ってもらえるくらいカッコイイデザインでしょう。

ここまで尖らせたデザインは近年どのメーカーでもみませんね。

コンセプトカーがそのまま出てきたようなデザインです。

私はこのスタイルに惚れ込んだ一人です。

タイプRの走りを支える技術

タイプRにはさまざまな電子制御、運転アシストがついています。

その中で特に知っておきたい機能は以下

  • VETCターボエンジン
  • アジャイルハンドリングアシスト
  • 電子可変サス
  • レブマッチシステム
  • ヒルスタートアシスト

これらの機能により、マニュアル車とは思えないような使い勝手と、意のままに操れるハンドリングが作り上げられています。

新時代のK20C VTECターボエンジン

FK型のタイプRまで、市販されていたタイプRは全てNAエンジン。

この型式のタイプRに採用されたエンジンはK20C

300馬力(FK8は320馬力)を簡単に引き出す凄まじいパワーを誇ります。(マージン取って300馬力なので、限界まで搾り出せばどれだけパワー上がるんですかね)

VTECターボとは今までのVTECとは違い、吸気側のリフト量は変化しません。排気側だけハイカムがついています。吸気はターボ過給で圧縮した方が良いということです。

ターボで空気を取り込み、排気はVTEC制御して効率化を図っているのが現代のシビックタイプRです。

FK8のエンジンフィールは低回転はNAっぽいです。2500rpmからターボがかかり凄まじい加速を発生。

5000rpmらへんでさらにもう一段階加速Gがかかります。ここで排気VTECが作動しているのでしょうか。

サーキット全開走行のFK8はめちゃくちゃカッコいいです👍

アジャイルハンドリングアシスト

ホンダ公式より

意のままドライブを限界域で実現するためのアシストです。

各ブレーキを独立で制御することで、挙動の乱れを抑えるアシスト。

ホンダは「アシスト」とは以下のように考えています。

  • 本当にヤバい時に介入する
  • 基本はドライバーを優先する

車両がやべえ!と判断した時だけスパッと介入してくれるため、常時かかるものではありません。

この考え方はホンダ独自のもので、他社ではすぐに介入したりするものもあります。

電子可変サスペンション

電子可変サスは乗心地向上だけでなく、意のままドライブを実現するために必要な構造なのです。

路面形状の変化による横力変動のアンダー(/オーバーステアを抑えるためのものと考えられます。

意のままドライブを簡単に実現するためには、荷重と接地面のコントロールをし、路面追従性を向上させる必要があります。

路面のわずかな変化や、荷重のわずかな変化でコーナリングパワーは変化します。

コーナリングパワーが変化すればその分余計なステア操作をする必要が出たりします。

それを抑え、ビタッと1発のステアでコーナーを抜けるためのアシストと言えるでしょう。

車高調交換で取り外したら効かなくなりますが、路面追従性の効果を考えるとおすすめとは言えないのが個人的な意見です。

レブマッチシステム

これがついているおかげでヒール&トゥをしないですみます。ヒール&トゥ技術を身につけているに越したことはないですが、便利なもんです。

これも「アシスト」であるため、ユーザーのアクセル操作が優先されます。

レブマッチが活躍するのはサーキットや緊急時、焦った時でしょう。

あって損はないアシストですね。

ヒルスタートアシスト

マニュアル車といえば坂道発進でのエンストが怖いですよね。

しかし、EPB(電子ブレーキ)がついているため坂道でも下がりません。

個人的には違和感ですが、自分がマニュアル乗りたてだったころは非常に助かりました。焦らず済みますから。

ただし、アシストなのでアクセル+クラッチで発進し始め、それが坂を登る力を出せてない場合は普通に下がります

FFニュル最速の圧倒的な走行性能

FK8の走行性能は伊達ではないです。

ただでさえ完成度の高いFK7に+150万追加して造り上げた走行性能は本物。

ニュルのタイムを見ればいかにコスパがいいか理解できるはずです。※シビックタイプRは500万円の車です。

ニュルラップタイムランキング

ファミリーカーもこなせる

この車は普段使いにおいても優秀です。

  • VEZELよりも載る積載能力
  • 平均14km/Lを叩き出す高燃費
  • 2Lエンジンのため維持費も高すぎない

最強ハッチバックの異常積載能力

ここがおかしいんですよね。

普通速さ求めたら荷物乗らないとかザラですが、現代のシビックは違います。

写真はFK7ですがFK8も積載能力は同じ

キャンプ、釣り、スノボ全てOK。

ヴェゼルよりも荷物乗ります。SUVは実は荷物乗らない車なんですよ。

もちろん車中泊も余裕です。

FFニュル最速でありながら普段使いでも大活躍ですしファミリーカーとしてもいけてしまう。

ファミリーカーとしても優秀な燃費

320馬力のサーキットを走るために開発された車が実燃費14km/Lとかで走ってくれます。(ここは個人差大きい)

さすが2Lエンジンというところでしょうか。ここまで燃費が良ければハイオクだろうが気になりませんね(嘘です気になります)。

N-BOXやガソリンフィットが実燃費17km/Lということを考えれば、タイプRは十分すぎる数字ですね。

税金・維持費もまあ安い

2Lエンジンでの税金は35000円ほど。このくらいならギリギリ妥協レベルというところでしょう。

エンジンオイルだとか、タイヤだとか、ブレーキだとかは一般車と比べたらだいぶかかりますが、それでも常識の範囲内というレベルです。

専用開発の純正タイヤはバリ高&20インチはレパートリーがないので18インチに変えるのもありでしょう。

しかし、トータルバランス(街乗りからサーキットまでフルステージ)が1番高いのは純正です。

BBS+PS5履いてるやつがそう言うのです。

嫁さんを説得する方法

タイプR乗りたい!と言った瞬間妻に却下されるのが世の常

PRは以下のように立ち回りましょう。

  • クルマの写真を見せない
  • 燃費が良い
  • 荷物はヴェゼル以上に乗る
  • 税金が安い
  • パワーがある
  • アルファードのようにかっこいい

※なお責任は取りかねます。

しかし、1番大切なことは常に仲の良い関係を築くことです。

今の愛車を高く売るには?

愛車を高く売る方法はいくつかありますが、その中でお勧めなのは以下のサービス。

高額売却を実現するためには以下のポイントを押さえましょう

  • 一括査定を利用する→カーセンサーMOTA
    • なるべく多くの業者を同じ時間に集める
    • オークションで出せる限界まで提示
    • オークションの始値を作っておく→MOTA
  • カババを利用する

カババは車種によっては1番高く売れる売却方法として、一括査定よりもおすすめ。

特徴査定のみ可能?平均買取UP金額参考記事
MOTA電話が3社のみ⭕️+18.2万円こちら
カーセンサー人気車種ならグッド+20万円*こちら
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カババ最高額の可能性+55万円こちら
*平均買取価格はあくまでも参考値です。楽天カーでは200万円以上の車のみの平均額、キャンセルは希望価格にならなかった場合のみ。

おすすめのカーアイテム

シビックタイプR(FK8、FL5)のオプションはフロアマットだけ必須です。

  • コーティング
  • ドラレコ

これらは自分で行えば圧倒的にコストを下げることができます。

コーティングは日本ライティングのシラザン50

2023年12月時点での1番上のグレードはシラザン50ダイヤモンド200。

おすすめのドラレコはVantrue N5、またはポミードPRD51Cが良いでしょう。

まとめ

シビックタイプRは非常に楽しいクルマ。

特にそのハンドリング性能はスポーツカーのホンダが本気で作り込んでいます。

購入を悩んでいる方は買った後悔より買わなかった後悔と考えましょう。

FK8を買うならカババを利用してみましょう。

ちゃんとメンテしていた極上車が手に入る可能性があります。

この記事を書いた人
Tatsuki

車とホームシアターとカメラが好きな20代。
国立大学院卒物理学修士取得。知識をフルに使い原理レベルで解説する記事を書いています。
最近カメラに手を出してしまい金欠具合が加速。
自分の好きなことを中心にレビューなど情報発信しています。
レビュー記事執筆依頼、相互リンクなど承りますのでお気軽に連絡ください。

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