シビックタイプR(FL5)は受注停止になるほどの人気さでした。
そのFL5のハンドリング、乗り味は先代のFK8を超えられるのでしょうか。
私が感じたフィールは以下です。私の愛車FK8とはやはり性格が違いますね。
- 街乗りが快適すぎる
- MT初心者でもエンストはほぼしない
- 低速の乗りやすさはFL1に近い
- カーブでの安定感がさらに増した
- 車幅も掴みやすい
別日にMT初心者の同期と試乗に行き、ドヤ顔でプロ並みのブリッピングかましちゃえるほど乗りやすいです。初心者曰く、これならマジで乗りやすい。だそうです。
シビックタイプRの走行フィールをレビュー
先代のタイプR FK8でも感じていましたが、シビックタイプRのハンドリングの楽しさは業界トップレベルです。
とはいえ、ダイレクトフィールの申し子S2000などとはまた違った楽しさです。
FL5とFK8の違いに焦点を当てていきましょう。
カーブでの安定感はさらに増した
1番感じたのはカーブでのがっしり感です。
FK8でも相当な安心感があり、ガチっとキメてくれます。
FL5はそこにしなやかさが入る感じ。
まさに足がもりもりマッチョになった印象です。
やはりミシュランのおかげでしょうか。
2,3速の加速は更なるドッカンターボ
FL5はFFで330馬力を出すハイパワーエンジンです。
2,3速でアクセルを踏めばモリモリとトルクが立ち上がり、気持ちよく加速していきます。
さらに回転数を上げていき、ターボ域に突入するとそのエンジンの真価を発揮する。
FK8と比較するとさらにドッカンターボ気味。
FK8がゴゴゴゴッと加速していくと表現すると、FL5はッドンッっとパワーが発揮される。
体に受けるGはやはりFL5の方が大きい。
初心者でもエンストしないほどの乗りやすさ
まさにこの車はエンスト知らずです。
- 1速の出たしがマイルド
- シフトストロークが短め??
- 1速→2速のシフトショックが少ない
- 2速→3速のシフトショックも少ない
- 2速アクセルオフのカクツキが無い
- 低速全体のカクツキが無い
- シフトダウンのショックが本当に少ない
まず、低速時の感覚ですが、FK8よりもFL1に近いと感じました。
それくらいマイルドになっています。
MT初心者が通るカクカクカーともおさらばです。
マニュアル久しぶりだからな〜と悩んでいる方はとりあえずハンコ片手にディーラーへいきましょう。
ブリッピング音は気持ちが良い
ブリッピング音はFL5がよりそれっぽく演出されているような感じ。
FL5はブォン!!と短く、大きく音がします。一方FK8はブオオオーーーーーーーンという音で回転数落ちがしにくいのかな?と思っています。
FL5の方がいわゆるブリッピング!という音を作り出しています。ただそれがものすごくカッコよく、気持ちがいい。(おそらく、FL5は演出で本来はFK8と同じような音を出すのではないかと思っておりますが、、、)
その他FK8と違いを感じた部分
文字にすると結構感じたことは多かったような印象。
- 2速の吸気音(?)がしない
- 2速で30km/hで走ってもストレスがない
- ハンドルが若干太い
- レブマッチはシフトレバーをある程度傾けたら入る(FK8よりも傾ける角度が減った)
- エンジンブレーキはあまり効かない
2速で走るとFK8ではフィーーーーーンという様な吸気?エアクリ?の音がするのですが、FL5は静かです。やはりマフラーをバルブ可変にして低回転時の音量を絞っているからでしょうか。スピーカーから音を出すようにしているので、車内の静寂性は本来ならFL5の方が高いようですね。
2速でアクセルオフをするとFK8はエンブレの効き方がピーキーなのか、カクッとする感覚があります。FL5ではそこも無く、マニュアル車ということを忘れてしまうくらいスムーズ。
トルクがFK8よりあるのによく作られています。
ハンドルは若干太くなり、シフトストロークはさらに短くなったように感じました。ここは感覚の問題でしょう。
内外装
内外装は知らない人いないと思うので気になったポイントだけサクッと紹介します。
シートはFL5では赤に統一されました。FK8では黒赤ですね。好みが分かれそうな配色。
バッテリーカバー。持ちが良くなるとの噂です。社外バッテリーに交換した場合、カバーしたら寿命変わってしまいそうです。社外でも長く持てばいいですね。
そしてサイド下はなぜか塗装されています。FK8ではカバー?っぽくなっているようにも見えますね。
こうすることでコストダウンを狙っているのでしょうか。
タイヤはツライチに設計されています。FL1からかなりツラツラ気味でしたが、ここかっこいいですやはり。
さらに純正で9.5Jとかいう極太タイヤを履いているため、色々とキマってます。
シートに座って感じたこと
まず、運転席に座りシートを合わせます。
そこで感じたのが、
- 1890の車幅を感じない
- クラッチがちょうどいい硬さ
- クラッチのストロークが若干短い?(やわらかクラッチだから感じただけ?)
の3点です。
運転席から感じた車幅はfk8の方が大きく感じました。
フェンダーの張り出し方、ボンネットの形状が違うからでしょうか。
やはり視界良好ですね。
クラッチは本当にちょうどよかったです!FK8は納車直後、クラッチ硬すぎて数ヶ月は腰が痛くなってました。
クラッチのストロークも若干短くなっているように感じました。FK8は結構奥まで踏み込んでいる感覚ですが、FL5はそれが少なかったように感じました。
FL5主要諸元
以下FL5の主要諸元情報です。
主要諸元 | |
タイプ | TYPE R |
車名・型式 | ホンダ・6BA-FL5 |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 6速マニュアル |
全長/全幅/全高 | 4.595m/1.890m/1.405m |
ホイールベース | 2.735m |
トレッド 前/後 | 1.625m/1.615m |
最低地上高 | 0.125m |
車両重量 | 1,430kg |
乗車定員 | 4名 |
客室内寸法 長さ/幅/高さ | 1.915m/1.545m/1.145m |
エンジン型式 | K20C |
エンジン種類 シリンダー数及び配置 | 水冷直列4気筒横置 |
弁機構 | DOHC チェーン駆動 吸気2 排気2 |
総排気量 | 1.995L |
内径×行程 | 86.0mm×85.9mm |
圧縮比 | 9.8 |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI) |
使用燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク容量 | 47L |
最高出力 | 243kW[330PS]/6,500rpm |
最大トルク | 420N・m[42.8kgf・m]/2,600rpm-4,000rpm |
燃料消費率(国土交通省審査値) | 12.5km/L |
市街地モード(WLTC-L) | 8.6km/L |
郊外モード(WLTC-M) | 13.1km/L |
高速道路モード(WLTC-H) | 15.0km/L |
主要燃費向上対策 | 直噴エンジン 可変バルブタイミング 電動パワーステアリング |
最小回転半径 | 5.9m |
変速比 | 1速3.625/2速2.115/3速1.529/ 4速1.125/5速0.911/6速0.734/後退3.757 |
減速比 | 3.842 |
ステアリング装置形式 | ラック・ピニオン式 (電動パワーステアリング仕様) |
タイヤ | 前・後:265/30ZR19 93Y |
主ブレーキの種類・形式 | 前/後: 油圧式ベンチレーテッドディスク/油圧式ディスク |
サスペンション方式 | 前/後: マクファーソン式/マルチリンク式 |
スタビライザー形式 | 前・後: トーション・バー式 |
FL5のカスタムは何が良い?
個人的には無限FL5を待つのもアリかなと思います。
カスタムなので基本個人の自由を尊重したいです。
ECU書き換えに関しては個人的にはおすすめしませんが、やりたければやりましょう。
ホンダの保証から外れてしまうため、自己責任で。
FL5 イチオシホイールはBBS
イチオシはスーパー耐久で使用されているBBS RI-Aや無限のホイールは特にかっこいいですね。
個人的にお勧めなのがホンダカーズ野崎でしか買えないBBSホイール(RI-A)マッドブラック仕様
FK8に履かせてみました。鬼のかっこよさ。
18インチ 9.5J インセット50という素晴らしいサイズです。
純正ホイールと色合いが似ており、主張しすぎないのもポイント高いです。
FL5専用と書いてありますが、FK8にも装着可能であり、インセットを考えるとかなりベストマッチなホイールです。
FK8はインセット40で車検ギリギリといわれており、TE37の45と比較するとある程度マージンを確保できます。
数量限定らしいので欲しい方はお早めに!
まとめ
今回は新型シビックタイプR(FL5)の試乗した感想をお伝えしました。
- 街乗りが快適すぎる
- MT初心者でもエンストはほぼしない
- 低速の乗りやすさはFL1に近い
- カーブでの安定感がさらに増した
- 車幅も掴みやすい
この車、試乗無しで契約してOKです。
お金など大体の心配はアクセル踏めば解決します。→同期はこの謳い文句(私発案)で契約書にハンコ押しに行きました。
お金が怖いはリセール考えれば実質0円なので気にしないでください。
同期が納車されたらワインディングインプレでも出そうと思いますが、その頃には記事の需要なさそうです。
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