今回の記事では、ユーザー車検について詳しくご説明します。
特に初めてユーザー車検を行いたい方にとっては、手続きや必要な書類、費用などがわからず戸惑うこともあるかもしれません。
まず車検の感想ですが、初心者がソロで行くのはやめましょう。
今回は下記のことを中心に説明します。
- 初心者が車検をソロで行くべきでない理由
- ユーザー車検に必要な書類
- 手続き手順
- 車検の受け方
ここらへんは車の安全性に関わる部分なので、しっかりやりましょう。
激安車検でいいという方はこちらで見積もりを取ってみるのも良いでしょう。
ユーザー車検のデメリット
まずはデメリットを紹介します。
車検はど素人が生半可な気持ちで入ると痛い目に遭います。
正直、ユーザー車検ヘビーユーザーとペアで行けない場合はおすすめできません。
(注意:整備はしっかり行なっていることが大前提です)
書類巡りどこに行けば良いかわからない
そもそも車検場はヘビーユーザーしか行きません。
当たり前ですよね。ディーラーやら町の車屋さんやらが圧倒的大多数です。
書類巡りは知っていて当たり前なのです。
検査場でのやり方がわからない
このブースでは何をするのか?この機械のどこに車をどう入れるのか?
答えられますか?
ここも同様。知っていて当たり前の世界。
優しい取説などありません。
わからないで突っ込んでしまったら係員さんが手伝ってくれますが、それは最終手段。
検査場での立ち振る舞いは「検査場の見学」をまずは行いましょう。
当日で大丈夫ですが、自分の車を突っ込む前にしっかり学習してください。
☝️こちらは事務棟にも張り紙があります。
そもそも知っていて当たり前の世界なので、初めてをソロで行くのは絶対に避けましょう。
正直言って、プロに任せた方が楽です。(整備は必ずプロに行ってもらいましょう)
ただし、車検代行って高いんですよね、、、
ユーザー車検メリット
もちろんメリットも存在します。
- コストが抑えられる
- ディーラーの大変さを痛感できる
- 知識が少しつく
この3点です。
とりあえず、ユーザー車検は大変です。慣れもありますが、結構時間かかります。
ですので、ディーラーの方や車検を代行してくださるプロの方たちに感謝しましょう。
車検予約方法
ユーザー車検を行う際には、事前に車検予約をする必要があります。
車検予約はインターネットで行うことが可能。
サクッと予約手順を説明します。
ここでは普通自動車のユーザー車検についてご紹介します。
軽自動車は予約方法が異なりますのでご注意してください。
予約を行うと検査場の事務所で申請書などを印刷できるようになります。
車検証にQRコードが記載されている場合のみですかね。
①予約システムにアクセス
国土交通省の予約システムを利用します。
②アカウント作成
初めての方はまずはアカウントを作成してください。
アカウント作成済みの方はパスでOKです。
③ログインする
作成したアカウントにログインします。
IDとパスワードは大切に保管しましょう。
2年ログインしないとアカウントが失効してしまうようです。
④予約をするを選択
注意事項を読み、予約をしましょう。
⑤継続車検にチェック
一般的な車検であれば継続車検を選択します。
⑥普通車にチェック
一般的には普通車を選択です。(バイクはバイク欄があります。)
車検証に記載されている情報を確認ください。
⑦ナンバーの管轄地域を選択
最寄りの地域の車検場を予約します。
継続車検はどこでも受けれます。
基本的にはナンバープレートに記載されている管内で受けることになるでしょう。
⑧予約の時間を選択
ご都合のいい時間を選択しましょう。
基本的には早い方がいいです。
変なとこに引っかかって、16時過ぎてしまったら当日に受けれません。
翌日以降になってしまいます。
また、初めての場合は書類に手間取りますので、なおさら早い時間がおすすめ。
私は3ラウンドを選択しましたが、終了は4ラウンドの時間でした。
真夏のクソ暑いなか、検査場待ちだけで3ラウンドが終了してしまいました。
そんなこともあるので、早いラウンドがおすすめです。
⑨入力内容確認
上記で入力した内容を確認します。
⑩車体番号を入力
車検書に書いてある車体番号を入力してください。
最後に、受験者名と電話番号を入力して終了になります。
入力を完了して予約完了になると、確認メールが届きます。
予約変更もそのメールからできますので保管しておきましょう。
ユーザー車検に必要な持ち物
ユーザー車検で特に必要なものを紹介します。
車両整備に必要なものは最低限あっても良いでしょう。
自身でボンネット開けたり、ホイールキャップ外したりする必要があります。
- 必要書類(下記説明)
- 現金(支払いは現金のみ)
- クリアファイル(検査票などまとめるのに)
- 軍手
- 飲み物(夏場は必須)
- 防寒着(冬場)
- ボールペン(共用が嫌な方)
- 発煙等(車に入ってますよね??)
- ハンコ
ハンコを持って行けとおっしゃっている方もいらっしゃいました。
ハンコも一応用意した方が手間がかからず楽でしょう。
基本的に必要な整備は済ませておくことが前提です。
ユーザー車検に必要な書類
ユーザー車検を行う際には、下記書類が必要です。
- 申請書
- 自動車検査証
- 自動車検査票
- 点検整備記録簿
- 自賠責証明証
- 手数料納付書
- 重量税納付書
- 納税証明書
この中ですでに持っているのは、車検証、自賠責証明書、納税証明書です。
あとは基本的に陸運局で手に入ります。
また、最近はペイペイ払いで自動車税を払うことが多いですよね。
その場合は納税証明書は手に入りませんが、入手する必要はありません。
紐づけられています。
後の書類は陸運局の事務所で、車検証に記載されているQRコードを読み込ませると印刷されます。
ユーザー車検の必須事前準備
書類以外でも事前準備が必要です。
必要な準備は2つ
- 光軸合わせにテスターに行く
- 検査場の動画確認
①光軸のテスターとは
陸運局の近くに光軸テスターを行なっているお店があります。
光軸はまずこちらで合わせておくと、万が一光軸で車検NGになることが防げます。
一般的に受けるようなので、光軸で車検NGになるケースは割と多いようですね。
1000円札握りしめてテスター屋に行けばOKです。
最寄りの陸運局の近くにあるので、地図で確認してみましょう。
(※光軸は必須ではありません)
②検査場の動画確認
なんどもお伝えしますが、初めての方がソロで行く場合は、検査の流れを頭に叩き込む必要があります。
そのためしっかりと動画確認をしてください。
係員さんのお世話になってもいいですが、事前確認は大事です。(正直いくら確認しても、百聞はの所はあります)
車検を受ける手順を説明
光軸まで完了したら陸運局に向かいましょう。
陸運局に適当に駐車して、まずは書類手続きからです。
書類手続き
書類手続きは事務等で行います。
私が利用した陸運局の事務等は複数ありました。
しかし、入り口に順番が書いてありますので初心者にも安心です。
①申請書を書く
車検証のQRコードを機械に読み込ませると、書類が印刷されて出てきます。
そこに氏名や住所と、車両重量などの情報を記入します。
②料金を支払う
書類を記入したら、検査費用や重量税を支払います。
フィット(GR)は17000円ほどだったかな??
そして自賠責を支払ってない場合は別の窓口で支払うことができます。
自賠責も確か17000円ほどだったような、、、
これで必要書類は揃ったので次は検査です。
書類が揃ったかは事務員さんに聞いたら答えてくれました。
③検査へ行く
検査ですが、小型車両ブースへと並びます。(大型でも大丈夫)
そこで順番を待てばいいのですが、、、
まずは検査の流れを見学してください。
素人がソロで何にも知らないで迷い込んでしまうとエライ目に合います。
検査場を一通り見学したら、列へ並びましょう。
検査を簡単に紹介
検査場は撮影NGでした。なので写真なしです。
検査は灯火類、エンジンルーム内チェック、ブレーキ類の確認などがまず行われました。
これは検査場への順番待ちの間に検査員さんがやってきて確認してくれます。
私はこの時に車検慣れてないことがバレ、検査場に入る際はハザード焚いといてと言われました。
ハザード焚いておけば係員さんが付き添ってくれるルールになっているそうです。
☜だったら安心じゃん!!!いや、安心しないでください。
ようやく自分の番が回ってきて、ハザード焚きっぱなしで検査場に入りました。
しかし一向に係員さんは現れません。
騙されたと悟った瞬間でした。
ですので係員さん無しでもある程度流れがわかるように見学してください。
気の利いたおっちゃんがやり方を教えてくれ、係員さんまで呼んでくれました。
本当に感謝です。
検査場内部でやったことは、
- 排気の検査
- 光軸の検査
- 40km/h維持してスピードメーターチェック
- ブレーキ、サイドブレーキチェック
- サイドスリップ確認
- 振動装置で足の動き確認
コレらはモニターから指示が出るためいつアクセル踏んでブレーキ踏むかわかりますが、踏み加減やらタイミングやらなかなか難しい。
各試験が終わったら検査表を機械に突っ込んで印字してもらいます。
全てが終了したら係員さんに終了ハンコ?をもらえるので、もらって検査終了。
最後は再び事務棟へ
その後新規の書類をもらうために事務棟へ戻ります。
そこでシールやらをいただきました。
さらに、なんと払い戻しがありました。
実は重量税を払い過ぎていたので、6000円くらい帰って来ました。
これで検査は終了です。
まとめ
今回はユーザー車検を行う方法と実際に行った感想、注意点をまとめました。
初心者がソロでユーザー車検に行くには入念の準備が必要です。
- 動画で検査の流れを確認しよう
- 検査場の見学をしよう(当日でOK)
- できれば経験者と同伴しよう
- テスター屋で光軸検査しておこう
- 事前の点検は確実に行おう
この5点を押さえれば十分。
ユーザー車検は全て自己責任です。
正直言ってプロにお任せする方が安全でしょう。
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