コッホケミーRseの説明にはガラスコーティングを復活させる作用があると記載されています。しかし、これについてはやや疑問がありました。
今回はコッホケミーRseの記載にあるガラスコーティングの撥水復活効果について、シラザン50のメンテナンスを題材に考察と実際に使ってどうなったかを解説します。
コッホケミーRseは強力なガラスコーティングの定期メンテやコーティング施工前などに、手軽さと効果の観点からイチオシの3pHシャンプーと判断しています。
実際に使ってみた結果、確かに他の3pHを利用してメンテ剤を塗布した時よりもコーティングメンテ剤の定着が良いのか撥水も強力になった印象がありました。
Rseについての考察は以下の通り。
- コーティングそのものの復活はしない
- 撥水を阻害する固着したミネラル(普通の洗車では落ちない)を除去する
その結果、「コーティング本来の最表面被膜を覆っていた汚れが除去され、撥水が復活するように見えた」と考えています。
ただし、この状態は被膜が復活したわけではありません。
撥水が無くなったように見えた原因が除去されただけ。被膜復活やメンテナンス、施工に最適な条件が整ったと表現した方が良い。
つまり、この状態でシラザン50のメンテナンス剤を塗布すれば、私が以前撥水復活できなかった状況を回避できるのでは?と考えています。(重度に化学変化を伴って組織が変形してしまったら不可です)
そもそもコーティングの撥水とは、最表面の化学的な状態を操作し、電気的性質を操作することで水を弾かせます。要するに表面終端(材質の表面の化学的性質を操作して均一にすること)と考えてください。
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コッホケミーRseはガラスコーティングの撥水を復活させる前段階を可能にする

コッホケミーRseは高品質な酸性シャンプーです。
ガラスコーティングの撥水を復活させるという文言がサイトに書かれています。
pH2.5であり、カーシャンプーとしてフォーム洗車やコンタクト洗車で利用できる。
溶剤は1L。
愛用していますが、濃密泡洗車をやる時は1:5〜1:3程度に、濃度高く希釈した方が良い。
ボトルラベルにpHの記載があるのはコッホケミーの特徴で、世界の高品質カーケアブランドとして私は信頼しています。
コッホケミーの3pHはながら洗車の3pHよりも洗浄力が高く感じました。
コーティングの撥水自体は復活させない

ガラスコーティングは多数あり、材質も溶剤の成分組成も多岐にわたります。
一様に撥水を復活させるという文言が書けることは基本あり得ません。
また、サイトにもラベルにも、撥水復活剤を含むとは書いていません。
それでも撥水復活が可能と書いてあります。
これは実は単純な話です。

撥水を阻害する固着したミネラルを除去

他の酸性シャンプーと比較してもpH2.5というのは強力です。
つまり、pHとサイト文言から、Rseはコーティング表面の撥水阻害要因である固着したミネラルや親水性汚れを除去するという目的でのみ設計されている。
要するにコーティング本来の被膜成分が最表面に出ることができる。
その結果、撥水被膜にダメージが少なければ撥水が復活したように見える。
と捉えました。
私はこのことに気づいて購入を決めました。
もし3pHシャンプーの1つとして売られているのに撥水復活剤といった無駄な成分が含まれているのであれば、私は買っていません。
Rseは酸性シャンプー本来の目的である無機の水垢を効果的に除去するだけです。

Rseはシラザン50施工前やメンテナンスと相性が良い

Rseはコーティング最表面に固着した汚れを除去することでコーティング本来の被膜を露出させるもの。
手軽に使えるものではpHが強力のため、効果的に汚れを除去することができます。
これは愛用しているシラザン50のメンテや施工前の処理としては最適とも考えており、過去にメンテ・撥水復活不可になった原因を解決できると予測しています。
これはメンテ剤施工後の撥水の様子を定期的に記録するしかないので、長期で観察していきます。

実際にRseを使ったあとでメンテ剤を使用してみた感触

Rseを使って、その後メンテ剤を塗布して撥水を比較してみました。
- 下地処理をRseを含むコッホケミー3pHで実施
- 下地処理をながら洗車3pHで実施
差は思った以上に出ました。
コッホケミー3pHで下地処理し、メンテ剤を塗布した方が撥水の復活が顕著でした。
感覚ですが、花粉でややダメージを受けていた撥水被膜ですが、施工直後に近いような撥水の仕方(水滴の流れ方や撥水の立ち方)まで戻ってくれました。
これは汚れの除去性能が違うことを意味します。
さすがコッホケミー。強力なガラスコーティングであるシラザン50と本当に相性が良い。

過去シラザン50がメンテ・撥水復活不可になった原因は花粉

実は過去、バチバチだった撥水が、花粉黄砂の時期に洗車をサボった結果、撥水がダメになり復活も不可だった経験があります。
シラザン50は有機被膜が最表面になるような設計のため、無機汚れの水垢が固着しにくいですが、有機汚れはそうではない。
そのため花粉の時期の長期放置は被膜がダメージを負いやすい。
そう言った成分としての背景もあり、花粉の時期に長期で洗車をサボった結果、撥水がダメになりました。
その後もちろん、洗車してメンテ剤(そもそも撥水復活用ではないが、、)で被膜を形成しようとしましたが作用しませんでした。
おそらく定着すらしていません。

表面がシラザン50から変化してしまった状態では撥水復活不可

その原因は表面がシラザン50の想定された組成から変化してしまったため、メンテ剤が定着しなかったことが原因でしょう。
汚れを放置し過ぎた場合、表面に乗った汚れの成分が大多数を占めることになります。
撥水層が汚れに纏わりつかれていると本来の撥水を発揮できません。
また、コーティングのメンテ剤はシラザン50の層が理想的な状態で表面に出ていることが基本条件です。
つまり、最表面がコーティング本来の状態から変化してしまった状態では撥水を取り戻すことは不可能です。

コッホケミーのような強めの酸アルカリシャンプーで表面をシラザン50へ戻す

花粉黄砂などで車が覆われてしまっている場合、雨が全く弾かないようなことは何度も見てきました。
この場合でも、撥水層へのダメージが少なければ洗車をするだけで撥水するようになります。
しかし、放置期間が長くなるとただの洗車だけでは撥水復活が不可になります。
その場合、もし汚れがこびりついているだけであれば、コッホケミーRseのような強力な酸性シャンプーや、Gsのようなアルカリシャンプーで固着した汚れを除去することができます。
これらは水垢を溶かして除去するイメージですね。
これ以上は研磨しか除去する方法がありませんので、手軽にできる最大限のクリーニングでしょう。

これはシラザン50が強固なガラスを形成するから可能

上記のような強力な3pH洗車を行う場合、強力なコーティングが前提です。
酸アルカリシャンプーはいわば対応する成分を溶かして除去する役割。
つまりある程度しっかりしたコーティングでないと、コーティングがダメになります。
シラザン50はポリシラザンを原料として、化学反応で強固なガラスを構築するガラスコーティング。原材料ではポリシラザンが最上級です。(ちなみに、ガラスとセラミックは全く同じもので、海外ではセラミックという呼び名が主流です。日本の小売都合で言葉を分けているだけ。)
ガラスコーティングというだけであり、SiO2(ガラス)に近い化学組成の膜がボディを覆う。
さらにポリシラザンは被膜が化学反応で作られるため、結合が3次元ネットワーク構造になり非常に強力な耐久性を誇ります。
話をコッホケミーRseに戻すと、強力なガラスコートであえれば、ガラス被膜に付着した汚れのみを溶かすことが可能。そのため撥水性を取り戻せるというのが謳い文句になります。
一方、耐久性の低いシロキサン素材のコーティングは1次鎖状のポリマーが整列する(左右との結合は無い)だけです。
つまり、車を汚れから保護するに適するのはポリシラザンのコーティングの方であると言えます。
そして、ポリシラザンは店舗施工ではフラッグシップの材質になるため、低くても10万オーバーです。

コッホケミーRseの作用メカニズムを化学的に分解する

撥水は最表面を化学的に均一にする操作である表面終端で説明可能です。表面終端による化学的な性質で、水を弾くかどうかを操作します。
つまりコーティング施工直後は表面終端が理想的なために撥水が出る。
メンテをしないと時間と共に表面終端が汚れに覆われ、破壊されていくため、撥水が弱まる。
それはミネラルなどの汚れが乗ってるだけなのか、徐々に侵蝕されているかは放置時間などの状況で変わります。

撥水が弱まる理由は最表面が設計された表面終端ではなくなるため

コーティングの撥水が消えた場合、以下の2つが主要因です。
- 撥水を担う表面終端が汚れに覆われている
- 汚れを放置しすぎ、表面終端が破壊されてる
汚れを放置し過ぎた場合、ミネラルなどの物質と撥水の表面終端が徐々に太陽光で化学変化を伴う変形が起こってしまいます。
撥水するための成分が破壊されるため、撥水が消えてしまう。
つまり、両方とも表面終端が最表面にいない状態が撥水がなくなる原因です。
もちろん、汚れで覆われていたり、表面終端の破壊が軽度である場合は汚れを除去するだけで撥水が戻ります。

Resは固着までは救える、がっつり化学変化すると無理
Rseができることは酸で効果的に汚れを除去すること。
重度に変化が進んでいる場合はRseだけでは撥水復活しません。
この場合、撥水層の化学成分(表面終端)が汚れの成分と化学変化を起こして結合してしまっている部分が多数を占める。
化学変化を起こしてしまうとコーティング本来の表面の化学的性質に戻すことは不可能です。
その場合は再表面を研磨して撥水復活や、コーティング再施工しか復旧するしかありません。
また、表面を研磨したとしても、汚れと同時に表面終端が削れ、撥水がなくなります。
そうなってしまえば寿命なので、寿命を長くするために定期的な洗車を行うことを念頭においてください。

良いコーティングこそ日々の洗車をサボってはいけない

そもそもですが、
- コーティングしたから洗車しないで良い
- 自浄作用がある
というのは実験室理論です。
すべて100%純水で、自然乾燥中にゴミ空気中のゴミやチリが一切なく付着しない環境であれば可能です。それ以外では、純水を使ったとしてもゴミが水滴に付着してスポットが出来上がります。
雨は多数の空気中のゴミが混ざっている水なので、雨が降り、乾けば即ゴミが付着します。
また、洗って乾かさなくても良いと言われている純水洗車でも100%純水は基本ありません。
日常生活ではどうやってもゴミは付着します。
その一番の対策が定期的な洗車なので、これはサボってはいけません。

コッホケミーRseはシラザン50の施工前の下処理や定期メンテに最適な酸性シャンプー

上記の議論から、コッホケミーRseはシラザン50のような強固なガラスを形成するガラスコーティングに最適とも言えるカーシャンプーです。
pH数値的にもコッホケミーブランドという点でも非常におすすめです。

アルカリ、中性もコッホケミーがおすすめ

アルカリ、中性シャンプーをセットで揃えてもコッホケミーがイチオシです。
他に強力な洗浄ブランドであるラボコスメディカと比較してもコッホケミーの方がpH数値が上であり、容量とコスト的にも上です。
私はアルカリのGs、酸のRse、中性のGSFを定期的に利用してディテール洗車を行なっています。

電動蓄圧フォーマーはあった方が良い
これらコッホケミーを利用するにあたり、フォーマーはあった方が良いです。
これがあればモコモコ洗車をすることが可能で、化学の力で汚れを分解している間に洗剤が乾いてしまうことを防げます。
これは高圧洗浄機でも、電動蓄圧フォーマーでもOKです。
私は手動蓄圧を使っていましたが、あまりにも何回もポンプする必要があるため、とうとう諦めました。
せめて電動フォーマーは用意しましょう。時間がだいぶ短縮されます。
まとめ
今回はコッホケミーRseの記載にあるガラスコーティングの撥水復活効果について考察しました。
コッホケミーRseは強力なガラスコーティングの定期メンテやコーティング施工前におすすめです。
Rseについての考察は以下の通り。
- コーティングそのものの復活はしない
- 撥水を阻害する固着したミネラル(普通の洗車では落ちない)を除去する
その結果、「コーティング本来の最表面被膜を覆っていた汚れが除去され、撥水が復活するように見えた」と考えています。
実際に使ってみた結果、確かに他の3pHを利用してメンテ剤を塗布した時よりも、Rseの方がコーティングメンテ剤の載りが良く、撥水もも強力になった印象がありました。
ただし、この状態は被膜が復活したわけではありません。
撥水が無くなったように見えた原因が除去されただけ。
被膜復活やメンテナンス、施工に最適な条件が整ったと表現した方が良いというのが結論です。



















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