自動車売却にはさまざまな手法がありますよね。
中古車ディーラーへ持ち込み売却、新車の下取り、一括査定、フリマサービス、オークション、個人売買。
この中でそれなりに安全が担保され、高額で売却できると評判なサービスが以下2つのサービス。
- 一括査定
- 中古車フリマ カババ
この2つは私の売却経験と、最新の調査を考慮した結果1番おすすめの売却方法です。
ではこの2つはどちらがおすすめなのでしょうか。
一言で言うと以下2点がそれぞれの特徴です。
- 時間がかかっても高く売りたいならカババ
- 素早く、ある程度高額なら一括査定
暫定的な見積額をもらうことができるのは一括査定
これらの特徴含め、一括査定とカババはどう違うかを解説していきます。
結論として、2つのサービスは併用すべきです。
お互いのデメリットを打ち消し合うような特徴を持つため、併用することが望ましい。
※カババ平均実績 調査期間:2022/6/28~2022/7/10 N=45台(調査台数)
カババの売却側の手数料は無料でしたが、24年10月から手数料がかかります。
- 売却が200万円以下の場合55000円
- 売却が200万円以上の場合110000円
とはいえ、5%以下と考えるとまだまだお得です。
カババと一括査定を比較する
まずは以下の観点でポイントを比較してみましょう。
カババ | 一括査定 | |
サービス形態 | フリマ | 買取 |
平均買取UP金額 | +55万円 | +25万円 |
いつ売れるか | フリマのため未定 | 査定直後 |
高く売るため に必要なもの | 忍耐と引き時の見極め | 始値の設定など戦略 |
多い悪い口コミ | 売れない… | 思ったより安かった |
重大トラブル事例 | 特になし | お金が振り込まれない |
総評 | 高く売るには◎ | どんな車でも確実に売れる |
ポイントは簡単にまとめると以下の2つですね。
- 時間がかかっても高く売りたいならカババ
- 素早く、ある程度高額なら一括査定
カババでは売れない可能性がある一方、一括査定ではどんな車でも確実に売り捌くことができます。
中古車売却ではサービスを2つ以上併用すれば十分高額を狙えます。
買取形式 | 最大比較数 | 平均買取価格UP金額 | 参考記事 | |
MOTA | 一括査定 | 20社 | +18.2万円 | こちら |
カーセンサー | 一括査定 | 30社 | +20万円* | こちら |
楽天カー | オークション | 2000社 | +25万円* | 準備中 |
カババ | (フリマ) | (フリマ) | +55万円 | こちら |
理論上はカババ
カババは中間マージンがほぼかかりません。(売却側は36300円のみ、購入側は10~15万程度)
中古ディーラー | カババ | 差額 | |
売り手側儲け | 500万 | 580万 | +80万 |
中間マージンなど上乗せ分 | 100万 | 15万 | -75万 |
買い手側の代金 | 600万 | 595万 | -5万 |
そのため、市場価格とほぼ同額で出品し、売ることが可能です。
ですので、売却側に入る金額は圧倒的に高くなります。
まずはカババ、とりあえずカババに出品してみることがおすすめですね。
特に、人気車種は間違いなくカババが1番でしょう。
実際は一括査定の方が高いとの声も
カババで出してみたけど売れず、一括査定で売ったとの声は少なくありません。
特に、いつまでも売れないや、素早く売れないことでカババを諦めてしまう方は多いです。
以上より、高く売るにはカババだが、そもそも売れない可能性があることがわかりました。
以下では一括査定とカババを組み合わせて高く売ることに焦点を当てていきます。
カババと一括査定は併用するべき
カババは売れれば最高額を期待できますが、いつ売れるかがわかりません。
そこで、カババと一括査定を併用すれば、高く、素早くを実現できる可能性が非常に高まるわけですね。
それぞれお互いのデメリットをカバーできるため、併用すべきです。
- カババで売れないから一括査定
- 一括査定で高額が出そうならカババで出してみる
これでOKです。
- 時間がかかっても高く売りたいならカババ
- 素早く、ある程度高額なら一括査定
それぞれの特徴は非常に重要です。
カババと一括査定を併用し、高く売るための手順
では、高く売るためにどうやって併用していくのかを解説します。
まずは以下の手順を踏みましょう
- 暫定的な見積額を確認する
- カババで見積額以上で出品
- カババで売れなかったら一括査定のオークション
①暫定的な見積額を確認する
一括査定では一度確認しないと見積額は出しません、というのがほとんどですが、MOTAだけはオンライン上で暫定的な見積額を確認することが可能です。
電話営業は見積額上位3社のみでキャンセルもOK。
暫定的な見積額を知ることは、カババや一括査定のオークションでも非常に重要。
基準値やオークションの始値として利用しましょう。
査定が低いところに売る意味はないですからね。
②カババで見積額以上で出品する
値段が暫定見積額以下では全く意味はありませんよね。
初めは市場価格以下を狙って出品しましょう。
③売れなかったら一括査定に切り替え
一括査定はその場でスパッと査定額が決まるため、時間をかけずに売却可能です。
中古車売却で高く売るためには、なるべく多くの業者に見ていただいた方が良いです。
ですので、ネクステージ1社よりも、他の業者にもアクセスできる一括査定を利用するべきでしょう。
カババと一括査定のデメリットを比較
2つのサービスのデメリットは以下がポイントです。
一括査定 | 市場価格同等では売ることができない |
カババ | いつ売れるかわからない |
ですのでサービスの特性上、カババ→一括査定という順が非常におすすめ。
ただし、現時点の買取相場がどれくらいのものかを判断することは重要です。
カババと一括査定の口コミを比較
それぞれ良かった口コミは、思ったより高く売れたというものが多いです。
一方、悪い口コミには、
一括査定 | 思ったより高くならなかった |
カババ | 車が売れない |
この2つが多い。
以下は事例です。
一括査定での重要ポイント
まず、一括査定で高額が見込める場合はカババ利用を前提にすべきです。
その場合はまずカババを利用しましょう。
一方で、一括査定ではどんな車でもディーラーよりも上の値段でお金に変えることができます。
- 事故車
- ボロボロ
- 魔改造車
なんでもOKです。
一括査定を利用すべき車は?
もちろん人気車種でも利用すべきですが、まずは以下のパターンに当てはまる方、車は利用を検討ください。
- 即座に売りたい(時間がない)
- 市場で人気があまりない
- ボロボロすぎる
- 事故車
- 致命的な欠陥がある
要するに、カババを利用する時間がない、ほぼほぼ売れないだろう場合は、カババを挟まずに利用してください。
一括査定で高額を狙うために
一括査定では以下の方式が1番高値を出します。
- なるべく多くの業者を同時に集める
- オークション形式で出せる限界を提示
- 始値を設定する
上記3つのうち、始値の設定以外は比較的有名ですよね。
ですので、ここでは始値の設定について触れます。
私も一括査定を利用したことがあり、始値設定有無でどのくらい変わったかを学んだ経験があります。
私の場合は買取価格の2倍になりました。大幅アップです。
始値はMOTAなどの一括査定、ネクステージなどの店舗持ち込み査定で求めることができます。
言うまでもなく、おすすめはMOTAです。
一括査定に申し込むための準備
準備については以下2つが重要です。
- いつ査定会を開くか決める
- 始値を設定しておく
詳しくはこちらを参考にしてください。
カババを上手く利用するための重要ポイント
カババは理論上は一括査定よりも高額で売却可能です。
特に市場価値が高い人気車種である場合はカババを利用してみる価値は非常に高い。
カババを利用すべき車は?
カババはフリマサービスです。
ですので、車の人気度が直で響いてきます。
- 人気車種
- メンテナンスをしっかりしていた
- 新車保証が継続可能
これらに当てはまる車は素早く売却することが可能でしょう。
その他にも、いいコーティングやドラレコなどのオプション状況で左右されます。
カババで高く売るために
カババで大事なのは値段設定でしょう。
特に、市場よりも高めの設定の場合は、ユーザーへの強いアピールにはなりません。(それ以上の価値があれば別)
ですので、値段設定は市場価格よりも下げるのがカババでは一般的です。
しかし、メーカー保証を継続でき、状態が良ければ売れる可能性は大いにありますし、
中間マージンがかからないので一括査定よりも期待値は高いです。
カババで車を出品する方法
カババへの出品はほぼワンステップです。
こちらからカババへアクセスし、出品するボタンを押し、車両情報を入力します。
出品方法や取引成立後の流れ、カババについてはこちらを参考にしてください。
まとめ
今回はカババと一括査定を比較してみました。
カババ | 一括査定 | |
サービス形態 | フリマ | 買取 |
平均買取UP金額 | +55万円 | +25万円 |
いつ売れるか | フリマのため未定 | 査定直後 |
高く売るために必要なもの | 忍耐と引き時の見極め | 始値の設定など戦略 |
多い悪い口コミ | 売れない… | 思ったより安かった |
重大トラブル事例 | 特になし | お金が振り込まれない |
総評 | 高く売るには◎ | どんな車でも確実に売れる |
それぞれの弱点を考察すると、2つは併用して利用した方が高額売却を望めるでしょう。
買取形式 | 最大比較数 | 平均買取価格UP金額 | 参考記事 | |
MOTA | 一括査定 | 20社 | +18.2万円 | こちら |
カーセンサー | 一括査定 | 30社 | +20万円* | こちら |
楽天カー | オークション | 2000社 | +25万円* | 準備中 |
カババ | (フリマ) | (フリマ) | +55万円 | こちら |
- 暫定的な見積額を確認する
- カババで見積額以上で出品
- カババで売れなかったら一括査定のオークション
上記のような手順で売却するのがおすすめと言えます。
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