2024年12月にピカピカレインはリニューアルしました。
ピカピカレインプレミアムデラックスの特徴は以下2つ。
- ポリシロキサンとポリシラザン混合の新素材シロポリキサン(公式に問い合わせた結果)
- 硬化時間は2時間
一見使いやすくなったようにも見えますが、明らかに不明確な部分が多すぎます。
- 化学のネーミングルールに則ってないシロポリキサン
- シロポリキサンは新素材ではなく、ポリシロキサンとポリシラザンを一定の配合割合(配合割合不明)で混ぜた液の総称と考えた方が良いでしょう。
- 耐久性3年はおそらく持たない
- シロキサンは基本的に耐久性の弱いコーティングの素材です。そのため、このコーティングの効果に年単位は期待できません。
- 溶液は1液タイプで開封しても保管できます。このようなコーティングで年単位の耐久性が期待できるものはありません。
つまり、よくわからない成分のためおすすめはできません。

これにお金を払うなら私はシラザン50を選びます。
- 素材・耐久性を考えたらシラザン50の方が優秀
- 溶剤が1液のピカピカレインと2液のシラザン50では耐久性の信頼度が段違い(2液混合の使い切りは非常に強力)
私はシラザン50を愛車に施工しています。ピカピカレインの化学のネーミングルールに則ってすらいない素材は推奨できません。
また、アルティメットピカピカレイン(16800円)に関しても同様で、素材についての記載が無く、効果を保証できません。1液タイプなので、2液混合のシラザン50と比較しても弱いと考えています。
価格(セール時) | セール中? | 素材の確からしさ | |
シラザン50 | 8250円 | ○ | ◎ ポリシラザン |
ピカピカレイン | 9970円 | × | × シロポリキサン |
アルティメットピカピカ | 16800円 | × | × 不記載 |
シラザン50ダイヤモンド200 | 53900円 | ○ | ◎ ポリシラザン (シラザン50よりも大幅に高密度に被膜形成) |
シラザン50 公式でセールを実施中


ここまで素材の不確からしさが積もると、価格も効果も優秀なシラザン50を推さざるを得ません。
私はダイヤモンド200まで複数台の車に施工していますが、何度もリピートするほど満足しています。
下記記事はピカピカレインイージープロコートの時に書いたもので、プレミアムデラックスの情報は含んでいません(上記で紹介した程度です)。
ピカピカレインとシラザン50の比較総評
施工のしやすさ、コストの2点からシラザン50に軍配が上がります。
DIYコーティングではコスト・効果・耐久性・施工のしやすさの4つが大きな評価ポイント。
シラザン50 | ピカピカレイン | |
コスト | 8800 | 9976 |
効果 | ◎ (口コミ好評) | ◎ (口コミ好評) |
耐久性 | ◎ (口コミ好評) | ◎ (口コミ好評) |
施工しやすさ (硬化時間) | ◎ (2時間) | △ (12時間) |
撥水性や耐久性など、コーティングとしてのポイントはほぼ互角。
シラザン50の施工前後ではここまで違います。

ピカピカレインも同様な効果です。
一方で、乾燥時間が12時間というのは扱いが非常にシビアです。
- 夜露、結露
これで失敗してしまうことを考えるとシラザン50を購入した方が良いでしょう。
シラザン50などポリシラザン系のコーティングとの違いを説明します。
成分は同じでコーティングとしての質は互角
ピカピカレインとシラザン50は成分が微妙に違います。
ピカピカレイン | シラザン50 | |
主成分 | ポリシロキサン ポリシラザン の混合 | ポリシラザン |
耐久性 | 3年 | 3年 |
被膜性状 | フッ素終端 (強力) | 有機化合物終端 (強力) |
主成分はポリシラザン(シラザン50同様)ですが、表面に新形状のフッ素終端を構築できるように調整しています。
フッ素終端はかなり強力な終端で、長い間撥水性を持続させてくれることが予想できます。
(キーパーもフッ素終端ウィンドウコーティングをメニューに採用しています。)
ただし、シラザン50の表面終端も同様の強力さを持っているため、甲乙つけられません。
コーティングとしての評価(撥水力や耐久性)はほぼ互角でしょう。
皮膜厚みはピカピカレインが優勢か?
厚さの定量値が出ているわけではないので断言はできませんが、
ピカピカレインは一般的なポリシラザン(材質)のコーティングより厚い被膜を形成します。
ピカピカレイン | シラザン50 | |
硬化後の被膜厚み | 比較的厚みがある | 比較的薄い |

ピカピカレインのデメリットは硬化に時間がかかる
ピカピカレインは施工後、水濡れ厳禁の乾燥時間が12時間です。
シラザン50は水濡れ厳禁の乾燥時間は2時間。
この差は大きなデメリットでしょう。
以上より、以下の点に注意が必要です。
- 夕方以降の施工は基本やめた方がいい(夜露、結露で失敗する)
- 冬の施工は向かない
ただでさえ乾燥しにくいので、シラザン50と比較すると冬の作業はおすすめとは言えません。
ピカピカレイン EASY PRO COAT 3つの特徴
最近ではスプレータイプの本格ボディコーティング剤が流行り。


そんな中、ピカピカレインのEASY PRO COATも従来のスプレータイプ(シラザン50のような)同様の効果を持っております。
- 施工が簡単
- 効果が高い
シラザン50と同様に、高級なDIYボディコーティング剤の効能です。
お値段は高いですが、しっかりとした効果を期待できます。
下記に動画がありますが、バッチバチの強撥水です。

特徴1 高い撥水性
スプレータイプですが高い撥水性があります。


撥水性が低い場合はシラザンにしてしまえ!となるので大事なポイントですね。
下記動画を載せておりますが、バッチバチです。
マキタのブロワを使えば拭きあげがいらないくらいに水が吹き飛んでくれます。
特徴2 車全体に施工可能
スプレー1本で車全体に塗布が可能。


実はコレかなり重要。コーティングがめちゃくちゃ楽になります。
2hかかった塗布が30分で完了するくらいになります。
さらに本来コーティングは塗布できない部分があります。
フロントガラス用はボディNGだったり、、、
プロは養生で覆って施工しますが、ピカピカレインはそれが必要ありません。ボディ全体に塗布することが可能です。
特徴3 耐久性は3年間持続
こちらもコーティングの重要な要素の1つですね。

そして、シラザン50との差別化を図れる重要なポイントの1つです。
コチラも定期的なメンテナンスは必要ですが、洗車だけでOK。
復活剤は必要がありません。(もちろん、利用した方が効果的ですが、、)
そして、専用シャンプーを施行することで更なる効果が期待できます。



ピカピカレイン EASY PRO COAT 口コミ
EASY PRO COATの口コミはシラザン50ほど多くありません。
しかし、楽天でのレビューは27件あり、4.67と高評価です。

さらにピカピカレインの店舗の全体のレビュー数は4992件、総合4.75と凄まじく高評価です。
これは期待できそうですね。
ピカピカレインいい口コミ
ここでは楽天と、公式HPでのいい口コミを紹介します。
EASY PRO COATに限定すれば星4以上が90%を超えております。
- 施工が簡単すぎる。詐欺じゃないの?と思うくらい簡単。そしてツルツルになる。
- 黒い車に映え、洗車傷が目立たなくなった。
- スピレータイプなのでムラになりにくくとても使いやすい。
- 洗車含めて作業は1時間程度。
楽天・レビューより抜粋
一方でピカピカレイン本家のレビュー
ピカピカレインのコーティングを利用して10年です。
初のスプレータイプでしたが施工は本当に簡単でした。
すぐに濡れたような艶感が出て、従来のものより明らかに違います。
雨の日でも撥水が弱ることなく水を弾いてくれます。
ピカピカレインプレミアム(従来品)とのクオリティ差もなく満足できる製品でした。
シラザン50同様、塗布が圧倒的に楽とのレビューが多いですね。
そして、効果も同様に高いとのレビューです。
従来品のピカピカレインプレミアムとの違いの説明は下記に記載します。

ピカピカレイン悪い口コミ
気になる悪い口コミですが、Amazon1件、楽天1件です。
どちらも星3の意見。悪い口コミほどすぐ書かれたり、広まるものですが、このレベルでしたら安心して購入できそうですね。
ピカピカレインプレミアムを施工して2年半たち、コチラを施行しようと思ったが、まだ施工できていないため星3。雨の日には施工ができません。
楽天より
キャッチコピーほどは、あまりイージーな感じがしませんでした。
ピカピカレインの最大の難しさは、塗った後の拭き上げにありますが、EASY PRO COATでも、その難しさは変わりません。専用のクロスにスプレーして施工していくわけですが、クロスでボディに塗る際、最初の一拭きでいわゆるムラの感じになり、これをクロスで拭き伸ばしていく感じになります。結局、ムラを取って拭き伸ばす(=磨く)のにはそれなりの労力を必要です。
アマゾンより
楽天のご意見はレビューを記載しなければならなかったため、とりあえず記載したという状況でしょう。
アマゾンは本格的に施工した人の生のレビューですね。
私は残念ながらピカピカレインはまだ施工しておりませんが、シラザン50を施工した時の感想にしております。
結局、硬化するとムラは目立たなくなったのですが、どこまで拭けばいいんだ?との目安が難しいです。
初心者や初施工の方には非常に参考になるレビューですね。
ピカピカレイン EASY PRO COAT 施工手順3ステップ


施工手順を紹介します。
シラザン50同様にスプレータイプなので施工ステップは少なく非常に簡単です。

①洗車しよう
コーティングを行う前には洗車は必須です。
特に下地処理専用シャンプーを利用すると効果的です。
水洗い後はしっかり拭きあげます。
ガラスコーティングは水と反応して効果するので、拭きあげは必須になります。
②クロスに溶剤をスプレーして塗布
付属のマイクロファイバークロスにスプレーして溶剤を塗布していきます。
ボディにスプレーするよりも、強風などの影響を抑えることができるためクロスから塗布しましょう。
シラザン50も同様でしたが、かなり簡単に施工できます。
スポンジ塗布タイプと比較したらムラのできにくさや、塗布しやすさに雲泥の差があります。
③硬化させる
正面硬化までには12時間かかります。それまでは水濡れ厳禁でしょう。
シラザン50は2時間は水濡れ厳禁ですので、注意しなければならない時間の差は大きいでしょう。
施工しやすさはシラザン50の方が上ですね。
そして、2週間で完全硬化になります。
ピカピカレイン プレミアムもある
スプレータイプのピカピカレイン EASY PRO COATに対してスポンジ塗布タイプのピカピカレインプレミアムという商品もあります。
名前にプレミアムが付いていると高級感でますが、差はありません。

大きな違いはスプレーかスポンジ塗布ですね。


さらに施工時間に関しても、スプレーのEASY PRO COATは1時間。
一方でスポンジ塗布のプレミアムは2時間との違いがあります。
購入はスプレータイプのEASY PRO COAT一択でしょう。

ホイールコーティングはピカピカレインが安い
ゼウスクリアとピカピカレインは両者ともホイールコーティングも出しています。こちらはコストがピカピカレインの方が優勢。
ですが、効果とコストは正比例することをお忘れ無く。
3倍の値段差なら効果は4倍ほど違うでしょう。


まとめ
今回はピカピカレインEASY PRO COATについてまとめました。
- シラザン50と同様、とてもおすすめできるコーティング
- シラザン50と同様スプレータイプの本格コーティング
- 効果はシラザン50に引けを取らない
- 施工はスプレータイプでとても簡単
- 皮膜はポリシラザン系コーティングより厚い
- 3年間の耐久性
以上の特徴があるとわかりました。
メンテナンスは定期的にやりましょう。こちらは専用のシャンプーでのメンテナンスが推奨されております。
こちらもシラザン50と同様、バッチバチの撥水が期待できるコーティングとなります。


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