中古車を購入する場合、どこを見るべきなのか迷いますよね。
・値段が20万円違うけど何が違うんだろう?
・できればなるべく安い方がいいなあ
・致命的でやめた方がいい車ってなんだろう
などなど。
さらにスポーツカーの場合、ちょっとしたダメージが後々響いてディーラーへの入退院を繰り返してしまう場合もあります。
今回は特に的をシビックタイプR(FK8、FL5も?)に絞りますが、基本的な観点は同一になります。
むしろ他の一般車の場合はもっと緩くなります。
今回は私が中古車を探していたときに見ていたポイントをご紹介します。
ある程度取捨選択はやはり必要になりますね。
おそらく誰もが見る箇所かと思います。
さらに、高性能な車は認定中古車を購入された方が安心ですね。
ハイパフォーマンスカーの場合の必見ポイント(例:シビックタイプR)
ハイパフォーマンスカーの場合は
「ECUなど性能を弄るようなチューニングをしていたかどうか」
は確認してください。
エンジンはある程度壊れないようにマージンを取って設計されていますが、
ECUを弄ってしまうと著しくマージンを低下させてしまう場合もあります。
特にFK8はECUいじった車がエンストを繰り返してしまうという事例もありました。
サーキット専用機にするという方はECUいじっていて社外ホイール装着、車高調変でもいいかと思います。
しっかりとよく調べてFK8を購入しましょう!!
ちなみにFK8の魅力は下記にまとめています。
FD2のようなNAの吸気側リフト量変化のカムが入っている純VTECとは違い、吸気はターボ、排気が可変リフトのVTECとなっているため官能的なVTECサウンドとまではいきません。
昔の人からしたらつまらないかもしれませんが、、、
その分NSX-Rよりニュルのタイム速いです。速さを突き詰め、それを素人でもすぐに操れるのがFK8です。
純正ホイールがない
正直性能的にはそんな変わらんだろと思います。
ので、下取りの金額が安くなってしまう程度ですね。
純正ホイールは鍛造ではなく鋳造です。リミテッドはBBS製鍛造ホイールです。
キャッツアイを踏んでしまった場合、30扁平という薄い純正タイヤではホイールのリムまで接触してしまい、バキッと割れてしまう場合もあるようです。
コンビニに出入りしようとしてパンクする最悪の事例もあるようです。
こんな使いにくいホイールとタイヤでもニュルを走る上では最適と考えられていたため純正になったわけですが、、、
タイヤが薄いとコーナーでヨレない
タイヤ外径がでかいと摩耗に強くなる(同じ距離走った場合タイヤが回転する数が違うため)
などの恩恵があります。
ちなみに純正タイヤのスポコン6の効果は
タイヤはホンダ独自設計のコンパウンドのため最適化されている(しかし高価)
純正タイヤは燃費とグリップ力のバランスは取れている(普段使いも含めて設計されているため)
もちろん普段使いのウェット走行も想定。
この通り走攻守のバランスは取れています。
純正電子可変サスが無いorいじった痕跡がある
足を弄っている場合FK8の良さが損なわれてしまいます。
本当にサーキット専用機にして走行モードチェンジ使わなくていいと思った場合はこの手のハイチューニング車両でもアリかと思います。
お察しの通り電子可変サスは外してしまうと制御が効かなくなります。
+Rモードにしても足の硬さは一定になってしまうわけですね。
これじゃあFK7とFK8の有数の違いであり、FK8というタイプRのウリである電子可変サスが使えない。これじゃあ、、、開発費全く無駄じゃん!!!
どちらかというとサーキットも公道も快適に走れるように開発された装備ですね。
車高調交換されている場合、一般的な社外車高調の寿命は3年30000キロとかです。純正品は10年100000キロを目安に作られているはずなので、劣化も早く来てしまうと言う悲しみ。
スポーツカーにとって足回りは最重要ポイントと言うことを頭に入れてください。
ちなみに電子可変サスはコーナーでの荷重とロール量を制御しますが、限界走行時ロールするのは正しい挙動になります。
ニュルを走るために作られた足のセッティングなので、短いサーキット専用機の場合は変えちゃうとかいう場合があるかと思います。←私は正直違いわかりません、、、
カッコいいから車高調入れてローダウンしてしまう方も多いかと思いますが、電子可変サス使えなくする覚悟をキメてください。←工場セッティングで直すのめんどくさいかもしれません。
ちなみに土屋圭市さんはNSX-Rにエアコンを入れようとしてホンダの開発陣にキレられたらしいです。「軽量化のために外したのに何甘えてんの?」だそうです。その後入れたようです笑
ECUチューニング歴はどうか
実はすぐ調べられます。
FK8のECUはボッシュ製で後からいじれないようロックがかかっています。
ロック解除してあるECUはいじったECUです。
つまり、適当にECU弄ろうとして弄れてしまったらロック解除済みということですね。
FK8のエンジンは2Lで320馬力を出す半端ねえエンジンで、ブースト圧は1.5?(1.6?)という高い数値です。昔のフルチューンターボ車が1.1とかでしたのでだいぶ高いです。メルセデスAMG A45はブースト圧2.0オーバーなのでバケモン。
そんなFK8をさらにブーストアップさせてしまうとエンジンの安全マージンは著しく低下するらしいです。←エンジン設計の知り合いより。
FK8の心臓であるK20Cエンジンが壊れてしまっては買っても意味ないですよね、、、
なるべくECUいじったFK8は買わないことをおすすめします。
もちろんECUいじってもしっかりメンテナンスしてあるものであればいいかもしれないですが。
雪国出身
雪国といえば塩カルですね。塩カルは足回りの天敵です。
ボディ設計の知り合いより、シビックの足はサビに弱いと聞いています。
要するに、雪国で使われていた車は避けたほうが無難です。
FK8を持つ人はしっかり洗車するかと思いますので、いらん心配かもしれませんが、、、イメージだと雪国のFK8はちょっと値段が安かったです。安いということは何かしらデメリットがあるということ。
動かしたら即洗車できる状況はそこまで多くないので、やはり選ばない方が無難でしょう。
塩カル問題は雪国限定ではないですのでそこはお間違い無いように。
修復歴
もちろんない方がいいです。
この手のハイパフォーマンス車両はちょっとした表紙にセッティング狂ってしまうこともあるので怖いですよね。
無くてもOKなもの
ドラレコ、ナビ
ドラレコ、ナビはいくらでも後付けできます。
純正じゃなくてもOKです。
スピーカー(音質を求める)
防振材の少ないタイプRで求めるのが間違いです。
人によりますが、タイプRのスピーカーにお金かけるならBOSEサウンドバーを買いましょう笑
防振材が無い場合、ボディと共振してしまいいい音が出せないんですよね。
あった方がいいもの
整備記録と前オーナーの乗り方はあった方がいいです。
整備記録はあればベストですね。流石に言わずもがなですが笑
さらに、エンジンは生き物です。
実は大事に乗りすぎていた場合、高回転のエンジン吹け上がりに影響が出る場合があります。
人間でも全力疾走を毎日している人と、1年に1回もしない人じゃいざという時にだいぶ差が出ますよね。このパターンです。
具体的にはピストンしっかり回して油膜貼ってあげましょうということかな?と考えています。
逆に全く動かさないと油膜切れちゃいますね。
どこぞにあった2万キロ未満のNSX-Rはエンジン吹け上がり悪いんじゃ無いかなと個人的に思っております。
なので、普段は大人しく乗り、たまーにレブまでぶん回していた個体がベストです。
あまりに大事にしすぎても逆にダメという感じですね。
まとめ
ハイパフォーマンスカーでの中古車の選び方について考えてみました。
目的によって、何を妥協するかしっかり考えましょう。
私が探していたときは、足、ECU>雪国>純正ホイールの順位で見ていました。やはり整備記録はあった方がいいですし、できれば前のオーナーにレブまで回す頻度を聞きたいところですね、、、
さすがにウリにしている電子可変サスが使えないとちょっと寂しいので、、、、
正直おすすめはフルノーマルですかね。
やはり値段高くても認定中古車を買うことをおすすめします。
新型シビックタイプR発売に向け、FK8も市場に出てくると思います。
あのスタイルに惚れて買いたいという方はそろそろ市場確認を!!!
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