今回はソニーのフルサイズカメラα7Ⅳの購入1年でのレビューです。
私は初めてのカメラにフルサイズのα7Ⅳを選びましたが、その理由と選んで良かった点、悪かった点などを含めて振り返ります。
カメラをこれから始めようと思っている方へ参考になればと思います。
α7Ⅳを買って良かったと1番感じる点は、
描写性能が高く、撮りたいものを撮りたいように撮れる=当たり前性能が高い
“思うままに撮れる”この当たり前性能が非常に重要。
撮って楽しい→本当に大事。趣味ですから。
いきなり30万円のフルサイズは、、、のような意見もよく見ますが、ガン無視でOK。
自分が購入したいものや、当初カメラを購入しようと思った理由(私は撮りたいように撮れるから)を大切にしましょう。
ソニーストアで購入すると最大19.5%の割引が誰でも受けられ、3年の保証が付きます。
ソニー機はソニーストアが1番お得です。
α7Ⅳのレビュー 撮りたいものを思うままに
私がカメラを始めた理由は、思い出を綺麗な写真と共に残したいと思ったからです。
この理由でカメラを始める人は多いでしょう。
ちょっと誇張表現ですが、性能が良ければその分だけ腕に頼らず結果を得ることができます。
撮りたいと思った描写を撮れた!
カメラをやる上で1番楽しい瞬間です。
これを1番簡単に得るにはある程度性能が高くて使いやすい機材が1番です。
高性能フルサイズ機は一瞬を逃さない
一瞬を逃さないことは非常に大事。
撮りたいものを撮りたいように撮れないと、カメラはおもしろくありません。
カメラを始めようと思って、フルサイズ機を購入するか、1回り小さいAPS-Cを購入するか悩む方は多いでしょう。
値段が値段ですし。
しかし、カメラを始めようと思ったきっかけを思い出してください。
綺麗に”簡単に”撮るにはある程度性能が高い方が良い。
3300万画素の解像度は十分
猫神社で有名な唐澤山神社のねこちゃん。
昼間の日陰での撮影です。
α7Ⅳの瞳フォーカスにより、バシッとピントを合わせることが可能。
これを拡大すると、、、↓
拡大してもここまで写せます。
フルサイズのボケは本当に綺麗
ボケは写真の味を引き出す表現。
カメラ買った当初、ボケは特に意識していませんでしたが、
このキラキラした思い出のような描写は本当に好きだ
ということを感じていきました。
ボケの美しさはイメージセンサーが大きく、高性能レンズが充実しているフルサイズ機がいちばんです。
α7Ⅳは最高のベーシック機がコンセプト
カメラは高解像、高感度、高速連射など1つのレベルを上げると価格が爆上がりします。
その分デメリットも目立ちます。
- 高解像にすると夜間にノイズが乗りやすくなる
- 高速連射だと解像度が得られない
- 価格がバカ高い
などなど。
α7Ⅳは、それぞれの高〇〇機で培った技術を集約させる形で開発されました。
そのため全てのバランスがちょうど良いベーシック機と言うことができます。
例えば高解像機はデータ容量が半端ないので、写真を何千枚もバシャバシャ撮るとえらいことになります。
このような点まで考慮すると、バランスは非常に大事なのです。
ミラーレスの老舗・ソニーの安心感
ミラーレス機で1番歴史が長いのはソニーです。
ソニーのミラーレスは間違いない。私はカメラ趣味の友人にそう言われました。
カメラといえばニコンやキャノンのイメージですよね。しかし、それはレフ機(「ミラーを持つ」の意味)の場合。
確かに、実際に使ってみて一切ネガは感じません。
初心者であれば各カメラメーカーの違いなんて気にしないでいいです。
α7Ⅳの評判はかなり高い
初心者に取って、ソニーのα7シリーズは間違いなく使いやすいカメラ。
やはりその評判は本物です。
各メーカーのカメラで比べても、α7Ⅳが1番使いやすく完成度が高い
イメージセンサーメーカーのおっちゃん
友人の結婚式に参列した際、式場カメラマン(イメージセンサー開発元)のおっちゃんがこう話してくれました。
おっちゃんはNikonを使っていましたが()、ソニーも相当気に入っているようでした。
α7Ⅳの作例紹介
最高のベーシック機がコンセプトのα7Ⅳ。
カメラ初めて1年経たないですが、こんな素敵な写真が撮れます(自画自賛)。
撮りたいものは自由、なんでも幅広く対応可能なのがこのα7Ⅳです。
那須どうぶつ王国のハクトウワシのショー。
カメラの目の前を通り過ぎていきますが、バッチリピントを合わせ続けることができます。(ブログの解像度上げる方法を探しています、、)
小さくて動くものこそ、ピントを合わせ続けるのは本当に難しい。
軽井沢のキャンドルナイト。ISO4000くらいまで上げていますが、ノイズもほどほどな感じ。
- 高解像機だとノイズ乗りやすい(夜間に弱い)
- 高感度機だと解像度低め(映像向け)
やはりバランスの良さが目立ちます。
夏の神社の風鈴。光の感じや色合いが好きな1枚。
このように明るい昼間だと全くノイズ乗りません。
あひるっぴの可愛い一瞬も逃しません。
α7Ⅳの目玉フィルター機能”クリエイティブルック”で懐かしい感じをボディで再現することが可能。
夏は神社と緑の紅葉の写真を撮りまくってます。
愛車もバッチリ、簡単にカッコ良く捉えることが可能です。
各メーカーのボディと比較し、α7Ⅳのスペックを評価
どこも似たり寄ったりとお伝えしましたが、実際に見てみましょう。
各メーカーの同価格帯&フルサイズ&ベーシック機で比較します。
初心者がまず確認すべきボディスペックはこちらです。
メーカー | SONY | Nikon | Canon |
ボディ | α7Ⅳ | Z6Ⅲ | EOS R6 MarkⅡ |
発売日 | 2021年12月 | 2024年7月 | 2022年12月 |
価格(円) (公式サイト) | 383900 | 435600 | 363000 |
解像度 (有効画素数) | 3300万画素 | 2450万画素 | 2420万画素 |
1sの連写枚数 | 10コマ/s | 120コマ/s | 40コマ/s |
ISO | 51200 | 64000 | 102400 |
液晶モニター稼働方式 | バリアングル | バリアングル | バリアングル |
手ぶれ補正 | ○ | ○ | ○ |
プリ撮影機能 | × | ○ | ○ |
電源OFF時シャッター幕でのセンサー保護 | ○ | ○ | ○ |
簡単レビュー | 画素数が1番高く、シャッタースピードもメモリーカードの記録速度とコストを考えると十分。野鳥撮影も頑張れるスペックである。 | 連写速度がずば抜けているが、画素が1060万に。連写に耐えうるメモリーカードはバカ高い。手ぶれ補正はフラッグシップ機以上のものが入っている。 | 電子シャッターで40コマ/s。メカシャッターよりも歪みやすいが、連写は相当高いスペックである。プリ撮影機能により、野鳥など一瞬を逃したくない場合に強い。 |
これらは撮影をする上でかなり気にするポイントです。
α7Ⅳは高速撮影よりも画質に振っていますね。初心者にとってイメージしやすいのは画質でしょう。
よって、そのスペックが高いα7Ⅳは初心者向けと判断しても良いでしょう。
解像度は3300万画素の最高水準
同価格帯のカメラの中ではα7Ⅳは最高水準の解像度です。
この画素だとJPEGで20MBほどですので、スマホ容量もそこまで圧迫しません。
また、トリミング耐性も十分すぎるくらいで、SNS投稿にはトリミングしても困りません。
使いやすいです。
連写機能は10コマ/sでちょい低め
連写機能は低めですが、正直コマ10枚撮れれば十分。野鳥もなんとかいけます。
一般的なメモリーカードで対応可能なレベルで使いやすい。
一方で、120コマ/sをフルに使うには万単位のメモリーカードが必要です。
ISO感度は最高水準
写真の明るさを無理やり引き上げる感度指数であるISOは51200。拡張で204800まで引き上げられます。
ここは夜間や暗い場面で三脚無し撮影で活躍します。
ただし、無理に引き上げるとノイズだらけになるため、高すぎても良いことはありません。
ISO感度は三脚など機材が少ない初心者向けです。
α7Ⅳのモニター稼働方式はバリアングル
基本は大きく分けて2種類あります。
- チルト
- バリアングル
チルトは傾けるだけ。ですので自撮りは不可です。
バリアングルは横開きが可能で可動範囲が広く、自撮りがしやすい。
プリ撮影機能は未搭載
残念ながらこの機能は未搭載。
この機能はシャッターボタンのハーフ押しから記録を始める機能です。
ミラーレスカメラのシャッターは押した瞬間を撮れません(機構的なデメリット)。一瞬後を撮影します。
野鳥や飛行機などの高速で移動するものを取りたい場合は、シャッタースピードとプリ撮影機能からNikon、Canonが一枚上手な印象。
電源OFF時のセンサー保護
レンズ交換などでダストを付着しにくくするための重要機能です。
電源をOFFにしたら、今回紹介した3製品全てシャッターが降りた状態になります。
フルサイズの高性能ベーシック機全て備わっているため、どのメーカーでも使い勝手に差が出ることはありません。
ソニーストアは最大24.5%の割引を受けられる
実はソニー製品はコスト的に1番お得。
何といっても割引が1番効きます。
以下の合計で19.5% です。
- 株主優待(15%)(ヤフオクで入手可能)
- SONYデビットカード(3.5%)
- 楽天リーベイツ(1%)
また、株主優待があればまれに株主限定+5%オフになる場合もあります。その場合は24.5%
さらにシーズンキャンペーンで○万円キャッシュバックも併用可能ですので、なんだかんだ30万を切る値段で購入可能です。
スペック比較のまとめ
ソニー、ニコン、キャノンのフルサイズベーシック機を比較しましたが、初心者が知るべき機能で大きな差はありませんでした。
- 解像度ならソニー
- 超高速撮影ならニコンとキャノン(解像度は落ちる)
簡単にスペックを確認し、このような結果だったと言えます。
ただ、参考程度でどのボディ買っても全く問題ないことは頭に入れてください。
α7Ⅳの弱点・デメリットは?
α7Ⅳは非常に使いやすいカメラで、初心者には必要十分が揃っています。性能を満足する上で特に高額な付属品(レンズやメモリーカード)などを揃える必要はありません。
逆にそこがデメリットです。
ベーシックであるが故、スペックは飛び抜けていない=割高
さらに一歩進みたいの要望を叶える場合は、その機能を満足するボディを購入した方が良い。
SONY製品の他のカメラとの位置付けを比較
もしα7Ⅳから、以下1つの性能を上げたい場合、+20〜50万です。
解像度のα7RⅤ
3300万画素あれば十分と言われていますが、更なる次元が欲しいならアリです。
AIによる高性能フォーカスなど、α7Ⅳを凌ぐ機能もあります。
α7Ⅳのトリミング耐性も問題ないですが、更なる高解像が欲しい場合はα7Rシリーズや、Nikon Z7,8,9などが選択肢に入ります。
連写性能のα9Ⅲ
1sで10コマというのは一般撮影では十分な性能です。私は野鳥も撮りますが、ネガはあまり感じません。
しかし、高速撮影機でα9Ⅲの右に出るものはいません。世界最高の高速撮影機です。
グローバルシャッター(一度にスクリーン全てを記録可能)によって、高速撮影による歪みはゼロ(一般的なシャッターは全て歪みがでます。記録方式の差です)。
ただし、性能をフルに使いたい場合メモリーカードは10万コース。
感度のα7SⅢ
感度に関してはほぼネガを感じません。
が、夜間はやはりノイズが乗ってしまいます。
それを解決するのがα7SⅢ。
夜景撮影には間違いなくこのカメラが1番でしょう。
カメラスタート時に揃えた方がいいものリスト
カメラは何十万円と、お給料ひと月分以上するものがザラです。
ですので、備品もある程度ちゃんと買いましょう。
以下は長く使いたいなら用意必須リストです。
- 防湿庫
- カメラバッグ
- レンズフィルター
- シュポシュポ(ブロワ)
この4つはカメラスタート時に無くてはならないものです。
私も使っているものを紹介します。
防湿庫
湿度調節が可能な防湿庫は初心者向けと言えます。
水取りぞうさんやシリカゲル+プラ箱でも良いですが、どう考えても初心者向けではありません。
湿度はレンズの天敵。高すぎても低すぎてもカビなどの温床になります。
さすがに給料より高いカメラとレンズセットを一瞬でダメにしたくないですよね?
でしたら防湿庫一択です。
レンズフィルター
レンズは綺麗さが命。傷つければ価値はゼロです。
スマホのフィルムのようにレンズフィルターは各レンズ1つずつは揃えましょう。
私はULTIMAを使っていますが、ホコリなどが付きにくく、扱いやすいフィルターと感じてます。
シュポシュポ(ブロワ)
レンズ清掃用のブロワです。
まず、レンズをティッシュで拭くやアルコールで拭いた場合、その瞬間から価値がゼロになります。
絶対にやらないでください。
清掃は基本的にブロワでゴミを飛ばすのみ行います。
ホコリ、チリは定期的に飛ばしてあげましょう。
もし指で触ってしまった場合は専用のアルコールクロスなどで清掃します。
ソニーα7Ⅳ 初心者おすすめレンズ
α7Ⅳはどのレンズでもマッチします。
ですが初心者におすすめのレンズとなると少々絞られるでしょう。
今回は約10万円で購入可能なレンズを紹介します。
SONY 50mm f1.8
文句なしの神レンズ。
ボケの美しさ・柔らかさ
3万円というコスト
気取らない色合い
入門単焦点としては最高のレンズです。
しかし、解像力は高価なレンズには劣ってしまいます。
SONY 85mm f1.8
ソニーがその性能の高さに気づいてないレンズと言われています。
上記で紹介した50mm f1.8でネックだった解像力を持つレンズ。
噂ではGMレンズ並みの性能と言われています。
さらに85mmというのはポートレート撮影など主人公が決まっているものに使いやすい画角帯です。
SONY 24-105 f4 G
純正の小三元標準ズーム。10万円は超えてしまいますが、まだ安い。
このレンズを持っていればかなりの面で適用可能です。
ソニーレンズの中で1番の便利レンズでしょう。
同価格帯でSIGMA24-70 f2.8の大三元レンズがあるため悩ましいですね。
SAMYOUNG135mm f1.8
撮影対象が決まっていて日の丸構図で撮りたい場合にはほぼ無敵のレンズ。
隠れ神レンズに位置すると私は考えています。
- 135mm f1.8というスペックでAF対応
- 解像力はGMクラス(ソニーフラッグシップ)
- 約10万円という低コスト
巷での評判も相当高いです。
まとめ
今回はソニーα7Ⅳの購入レビューをお伝えしました。
カメラを選ぶにあたり初心者に伝えたいことは、
描写性能が高く、撮りたいものを撮りたいように撮れる=当たり前性能が高い
つまり、高性能のベーシック機を購入するのがいちばん簡単に写真を楽しむことができます。
- 一瞬を逃さないフォーカス性能と速度
- センサーの画素数
- ボケの美しさ
これらの性能を兼ね備えるということは、表現の幅を広げてくれるということ。
初心者でも私はフルサイズ機の購入をおすすめしますよ。
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