車のオシャレは足回りからとよく言われますよね。
しかし、やりすぎは禁物です。
サスを硬くしすぎてしまったら、コーナーのグリップ力が低下してしまいます。
今回はものすごく簡単な理論です。
やはり、やりすぎはダウンチューンです。
前回タイヤを太くしすぎるな記事を書きましたが、それの続きみたいなものです。
ではなぜグリップが低下し、ダウンチューンになってしまうか考えていきましょう。
足を硬くしすぎるとコーナーでの摩擦力が上がらない
摩擦力が上がらないということはグリップしないということです。
なぜかというと、
足が硬すぎて荷重変化しにくくなり、その結果コーナーのグリップ力が低下してしまうから!
ということで、今回の物理用語も「摩擦」です。
以前も言いましたが、結局摩擦力(グリップ)は下記の式で成り立っています。
R(抵抗)=μmg (μ:摩擦係数 m:質量 g:重力加速度)
タイヤを太くしすぎるなコーナーでは、タイヤを太くしたとて静止摩擦係数μは大して変化しないことを説明しました。今回は質量mが主人公です。
そして足が硬すぎて全くロールをしない車を考えます。
コーナリングの際、踏ん張る方のタイヤにはより荷重がかかります。要するに質量mが大きくなるわけです。
もう答えは簡単ですね!
足が硬い=ロールしない=荷重変化がない
=コーナーのグリップと直線のグリップが変化しない
よって上の式の摩擦力が一定になってしまうわけです。
足が硬すぎると踏ん張ってくれないのです。
やりすぎは禁物!!ということですね。
程よくロールしている車は滑らず、ロールしない車は滑っているのがよくわかります。
よく見れば、ほら、滑っているように、、、見えなくもない!!!
もちろんドリフトにはそちらの方が向きます。
このハイエース、全くロールしていないですね。素晴らしい足の硬さです。
さらに足が硬すぎると跳ねてしまいますよね。
ドリキンこと土屋圭市さんも「シビックタイプR(FK8)後期型の+Rモードは足が硬すぎて跳ねてしまう。そのためサーキットでは使いにくいかも。」とおっしゃられていました。
しかし、ロールしすぎてしまう車は運転手の姿勢や視線が崩されてしまうためどうしても速くないです。
それにおっかないですよね。
ロールする車でサーキットを攻める⤵︎⤵︎
ちなみにFK8の電子可変サスはその辺うまく作り込んでいるのか、
コーナーの突っ込みがそこまで速くない時はあまりロールせず、しっかり突っ込めばちゃんとロールします。
結論
足が硬すぎると荷重移動できず、踏ん張れないためグリップ力はどうしても低下してしまう。
しかし逆にドリフトには向く。
開発陣が発狂しそうなくらい作り込んだ後期FK8の+Rモードも硬すぎる可能性。⇦ニュル向けの設定なのか???!
ドレスアップでも、足を硬くするのはほどほどに!!
最後までご覧頂きありがとうございました。
このような理論的に考えますコーナーでは中学生でも理解できるような言葉を使って記述することを心がけています。難しい表現や、ここよくわからんや間違っている箇所などは指摘していただけるとありがたいです。
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