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エコフロー デルタプロ3を使用レビュー 災害時は安心だがアウトドアは無理 非常時専用機だった

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今回はエコフローから新たに発売された家庭用非常電源デルタプロ3を使ってみました。

一言でレビューするなら、デルタ3プロは災害用据え置きタイプなら◎だが、持ち運びは×。

わかったことが3つあります。

  • 停電時でもマジでなんとかなる
  • ソーラーパネルは必須
  • アウトドアには持っていけない(重すぎる)

デルタプロ3はポタ電の中でも最高クラスの容量(4000Wh)を備えています。

が、しかし重量は50kg。とんでもないマッチョでない限り、アウトドアに持って行くのは骨が折れます。

4000Whという容量は電子レンジを連続で2.5hほど動かせ、冷蔵庫は80h程度持ちます。(ウチ冷蔵庫は375L)

ソーラーパネルと組み合わせると家庭の消費電力は30%ほど削減可能とのこと。

災害用に一台据え置きタイプが欲しい場合は良い選択になるでしょう

セール情報は現在整理中です。

エコフローデルタ3プロの使用レビュー

今回デルタ3プロはエコフロー様よりレビュー用にレンタルさせていただきました。ありがとうございます。

バッテリーを購入する上で一番知りたいのはどこまで家電を動かせるかですよね。

デルタ3プロはほぼなんでもできる

  • 容量4000Wh
  • 3600Wの出力

このスペックは災害時に1日は電気をフルに使える環境を維持できます。またドライヤーや電子レンジ複数台動かすことが可能。

停電時でもノーストレスを実現可能

ウチにあるブルーティEB55との比較

エアコンを1日中付け、スマホを充電し、電気ケトルでお湯を沸かしながらテレビを見ることは並みのポタ電では不可能。

それこそデルタ3プロのようなモンスターマシンの役割

災害で停電してしまった場合、この容量があればほぼなんでもできます。

安心の一台と思えば良いでしょう。

ソーラーパネルは必須

エコフロー公式より

4000Whというのはスマホ充電だけなら1000回以上可能(iPhone15ProMax)です。

ただ、冷蔵庫などの家電でフル使用している場合は1.5日持てば良い方。

能登半島の地震の場合、1週間程度停電していた地域もあるため、その間電力を確保するにはソーラーパネルなどの発電機は必須です。

この手のポタ電を持っている場合はソーラーパネルを用意しても損はないでしょう。

充電は比較的早い

エコフロー公式より

4000Whを充電するにはそれだけでかなりの時間がかかると思っていましたが、2.5hで80%まで充電可能です。

とはいえ、家庭ではほぼ据え置きになりますので、充電が早いのはワンポイント程度です。

リン酸鉄リチウムイオン電池採用で高寿命

エコフローは高寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。

毎日充電放電を繰り返しても10年は持ちます。

エコフロー公式より

いつくるかわからない災害に備える設備として、これほど重要なポイントはありません。

デルタ3プロのデメリット

ポタ電各社を見ても最強格ですが、弱点もあります。

重すぎる(50kg)

  • アウトドアには持っていけない(重すぎる)

移動用のタイヤとキャリー用ハンガーはあるのですが、いかんせん重すぎます。

ブルーティEB55(537Wh)とエコフローデルタ3プロ(4000Wh)はサイズ感が大幅に違います。

アウトドアで持ち出そうにも、車にどうやって積みます?

とんでもないマッチョで無い限り、ほぼ腰を破壊します。

どちらかというと災害用据え置き専用のバッテリーです。

小型のポタ電は使い方次第では強力な武器になります。

持ち運べないのはやや難点が大きいです。

デルタ3プロ 4000Whでどれくらい家電を動かせるか

エコフロー公式より

簡単に何時間程度動かせるかを計算してみます。

基本的な消費電力は下記で計算できます。(W(瞬間利用電力)とWh(1hの総電気量)は違うので注意)

電力(W)×1時間(h)=消費電気容量(Wh)(消費電力)

まとめるとこんな感じです。

  • 電子レンジ(1500W)→2.5h
  • ドライヤー(1500W)→2.5h
  • 冷蔵庫375L(アイドルで50W)→80h
  • テレビ+サウンドバー(200W)→20h

電子レンジ2.5h動かし続けるのはオーブンレンジでピザ作るくらいですので、緊急時に使う分には十分賄えるでしょう。

アウトドアオンリーなら500Wh程度でOK

アウトドアの場合、電子レンジや冷蔵庫を使うことはほぼないでしょう。

ですので500Wh程度の小型のものでもOKです。

ただし、ドライヤーも使いたい場合は最大電力が1500W程度のもの(中型クラス)を選びましょう。

災害備えには2000Wh以上が目安

エコフロー公式より

災害への対策は容量勝負です。

あればあるほど良いですが、最低でも2000Wh+ソーラーパネルは欲しいところ。

上記画像のような拡張バッテリーもあればなお安心。

デルタ3プロ 買うべきか?

正直言うと、デルタ3プロはややオーバースペック+持ち運び不可です。

キャリア用のハンガーは付いていますが、これ(50kg)のどこがコンパクトで持ち運びやすいのかはわかりません。画像はエコフロー公式より。

画像の通りハンガー使ってみましたが、バリアフリー前提です。両サイドに取手もありますが、重量が重量なので持ちにくさしかありません。

大災害レベルを乗り切りたい方はこれで良いと思いますが、ワンサイズ小さいデルタ2MAX(23kg)+拡張バッテリー+ソーラーバッテリーを購入した方が使い勝手は大幅に上です。

23kgでしたら車の積み下ろしでもなんとかなります。

拡張バッテリーを1台購入すれば約4000Whになるため、デルタ3プロと同様の安心感+持ち運びの利便性を得ることができます。

エコフローのポタ電はおすすめ?

ポタ電メーカーの中でもエコフローは非常におすすめです

ポタ電は下記2メーカーがおすすめ。理由はリン酸鉄リチウムイオン電池を積極的に採用しているから。

  • エコフロー
  • ブルーティ

アンカーもリン酸鉄リチウムを採用していますが、コスパはやや悪です。

バッテリー容量やコスト、セール頻度ともにどちらもほぼ同じです。

好きなデザインの方を購入しましょう。私はブルーティ派です。

入門 700Whクラス

ポタ電入門の700Whクラスを比較していきます。

短い時間の停電ならこのクラスで十分対応可能です。

  • エコフロー(768Wh、800W、48400円(セール時))
  • ブルーティ(768Wh、1000W、52800円(セール時))

1000Wほどあれば電気ケトルやドライヤー、電子レンジも動かすことは可能。

ややブルーティの方がおすすめな印象。

2000Whクラス

2000Whクラスはアウトドア〜災害対策まで幅広く活躍可能です。私はコレが一番おすすめと感じています

こちらはデザインがやや異なります。

エコフローは縦、ブルーティは横です。

  • エコフロー(127050円(セール時))
  • ブルーティ(139800円(セール時))

モンスタークラス(3000Wh以上)

500Wh、2000Whは大差ありませんが、モンスタークラスではやや差が出てきます。

  • エコフローは単体で4000Wh(50kg)
    • キャスター付きで移動は一応可能
    • 拡張バッテリーで最大24000Wh、7200W(瞬間)
    • 単体で380000円(セール時)
  • ブルーティは分離型で3000Wh(30kg+38kg)
    • 拡張バッテリーで最大18000Wh、10000W(瞬間)
    • 出力専用のAC500、バッテリー専用のB300Sに分かれている
    • ソーラーパネル付きで350000円(セール時)

私個人的に、容量を下げてソーラーも付くブルーティAC500+B300Sの方がおすすめと感じています。

しかし、これを買うのであれば2000Whクラス+拡張バッテリー+ソーラーパネルの方がよりおすすめ。

まとめ

今回はエコフローのモンスターバッテリー デルタプロ3をレンタルして使ってみました。

  • 停電時でもマジでなんとかなる
  • ソーラーパネルは必須
  • アウトドアには持っていけない(重すぎる)

購入は注意が必要。デルタ3プロは災害用据え置きタイプなら◎だが、持ち運びは×。

重量は50kgです。完全据え置きと思ってください。

デルタプロ3を買うのであれば、下記のデルタ2MAXにソーラーをつけた方が使い勝手が良いです。

この記事を書いた人
Tatsuki

車とホームシアターとカメラが好きな20代。
国立大学院卒物理学修士取得。知識をフルに使い原理レベルで解説する記事を書いています。
最近カメラに手を出してしまい金欠具合が加速。
自分の好きなことを中心にレビューなど情報発信しています。
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