今回はタイヤの規格と空気圧の話です。タイヤ交換した際には入れるべき空気圧をしっかり計算しましょう。実は純正と違う場合があります。空気圧をしっかり入れることで片減り対策にいいとの噂です。
ちょうどGW前、これからバチバチ走るぞという時にシビックタイプR(FK8)君がまたもやパンクしやがっていました。
タイヤ空気ねえじゃん、、、という可哀想な第一発見者(ワシ)。
そして非情なるネジがそこにおりました。
パンク修理が無料で有名なタイヤ市場に持っていきましたが、そこで言われたことが気になったので少し調べてみました。
子曰く、「空気圧足りないよ」と
パンクしてるからではありません。ただ単にメーカー指定の空気圧240kPaでは足りねえと言っているのです。※空気圧高くするとパンクしなくなるってわけではありません。
なぜ??!という感じですが、そこには海外と日本のタイヤの規格の差があります。
結論では、240kPaでもいいが、もっと入れてもOK(最大290kPa) です。
パンク実況見分
心当たりはもちろんあります。現在宇都宮で大規模工事している路面電車(LRT)の現場付近を通った時に「ボスッ、ガチガチガチガチ(路面と何かが干渉する音)」という怒りのサウンドが聞こえました。
「あ、察し、、、」の心境でその場で止めて(車通りが少ないところで)確認したのですが、ちょうどネジくんがタイヤと地面の設置面に入ってしまっていたらしく確認できませんでした。別の駐車場でしっかり確認しても同じ状態だったらしく、ここでも見つけられませんでした、、、、
その後空気が抜けているのを発見し、パンク発覚。
ムカつくやつです。
パンク修理が無料なタイヤ市場
修理可能な場所だったので、パンク修理が無料との噂のタイヤ市場に持っていきました。
サイドの方だと修理不可能ですが、今回は幸いにも修理可能でした。
ちなみに以前は修理不可でした。
ちなみに1度パンク修理したタイヤは次は修理不可になります。
空気圧って純正指定?それ足りてないんですよ〜
タイヤ市場で対応していただいた兄ちゃんに最初に言われたのがこの一言でした。
さらに。「これだと片減りが激しいんですよ。」とのこと。
どうゆうこと?!と普通に思いましたが、、、
ざっくり言うとタイヤ規格の違いのようです。FK8は欧州産であり、タイヤも欧州産。
アウトバーンをガッツリ走るためにタイヤの安全性を担保しているのでそりゃ違いますよね。
つまり、国産タイヤが純正であり、海外産のタイヤに履き替えているのに純正の指定空気圧を入れているという例では「空気圧が間違っている」と言うことです。
ちなみにFK8は240kPaでもOKです。しかし220キロ以上の走行では290kPa入れてくださいとのこと。つまり240kPa〜290kPaで入れれば大丈夫でしょう。この高めに空気を入れられるとの指標がエクストラロード(XL)などの規格のようです。
片減りが気になる場合は高めに入れて違いを見てみればいいかもしれません。
タイヤの規格と空気圧
エクストラロード(XL)/レインフォースド(RFD)規格のタイヤは内部構造を強化しているので、スタンダード(STD)規格よりも高めに空気圧を入れることができるようです。高めに空気圧を入れることでより高い負荷性能を発揮できるとのこと。
ちなみにエクストラロードやレインフォースド、スタンダード規格とはヨーロッパのETRTOと言う機関が指定している規格です。日本ではJATMA規格があり、国産タイヤは大体この規格に設定されているようです。
規格 | |||
JATMA(日本) | 単一 | ||
ETRTO(ヨーロッパ) | エクストラロード | レインフォースド | スタンダード |
負荷荷重を決めるのがロードインデックス(LI)ですが、これはどの規格タイヤにも同様に数字で表されています。これらJATMA、ETRTO エクストラロード(XL)とロードインデックス(LI)の組み合わせで決められるのが車の荷重能力です。
その荷重に耐えられるだけの空気圧を入れてくださいとの指標。XLはJATMAと比較して10%〜20%高く入れてもOKとのこと。むしろ入れた方が性能を発揮します。
つまり純正タイヤが日本産の場合JATMA規格で設定された荷重能力と空気圧では、エクストラロード規格では空気圧不足になる場合があります。なので国産タイヤから海外のタイヤに交換した場合、性能を十分に活かせていない可能性があります。
FK8の指定空気圧はちょっと低い?
例として、シビックタイプR(FK8)の純正タイヤは245/30R20 LI90 ETRTO XL 空気圧240kPaですが、これに対応する空気圧別負荷荷重能力は515kgです。
そこから国産タイヤ(245/30R20 LI90)に変えたとすると、空気圧は?と言う問題。
JATMA規格の空気圧を調べるにはLI、タイヤサイズ、荷重能力で決まります。
空気圧別荷重指数 | LI | |||||||
空気圧(kPa) | 180 | 190 | 200 | 210 | 220 | 230 | 240 | |
245/35R19 | 90 | 505 | 525 | 540 | 555 | 570 | 585 | 600 |
245/30R20 LI90 ETRTO XL 空気圧240kPaの荷重能力は515kgでした。これを支えられて一番近いのは525kgです。つまり、JATMA規格のタイヤでは190kPa入れれば空気は十分とのことです。
数値だけ見れば、、、なんか、、、空気圧不足じゃね???って感じですよね、、、。
これがETRTO XL規格のタイヤとJATMA規格のタイヤの空気圧の違いです。
簡単に計算してくれるサイトを発見したのでお使いください笑
FK8の空気圧は結局いくつがいいのか?
XL規格ではそもそも内部構造を強化したもの。もっと入れていいと言うこと???
240kPaの20%アップとすると288≒290kPaまで入れられるはず。
ってことで、海外のFK8の指定空気圧を調べました。
アウトバーン爆走するなら290kPa指定です。、、、20%アップの数値です!!XLさすがですね(?)
さて、245/30R20 LI90 ETRTO XL 空気圧290kPaの負荷荷重は600kgです。先ほどの515kgと比較してだいぶ違いますよね。このタイヤは290kPaまでは余裕で使えるようです。
タイヤ市場の兄ちゃんはこれを言っていたのですね。兄ちゃんもコンチのタイヤ使ってるようですが、Maxまで入れてるとのことです笑
ちなみに245/30R20 LI90 ETRTO XL 空気圧290kPaの負荷荷重は600kgをJATMA規格の245/30R20 LI90に変換すると空気圧は240kPaになります。
つまりJATMAで245/30R20 LI90が出たら240kPaは入れすぎってことですね。
FK8の空気圧のシールはおそらくETRTOのものです。海外のヤツでも数値変わらなかったので。
まとめ
タイヤの空気圧は規格(JATMA、ETRTO(XL、STD)など)によって異なることがわかりました。
タイヤ交換した場合、しっかりとチェックする方が寿命を長持ちさせたり、性能をより使ったりすることができます。
FK8では240〜290kPaまで入れることができます。そうすると気になるのはニュルでの空気圧ですね。
最近マキタの掃除機を買ったので、それなりに欲しいものが増えました笑
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